ヤマハリビングテックとデンソーが資本業務提携、住宅設備機器事業で連携

2012年11月15日 12:01

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 ヤマハリビングテックとデンソーは14日、両社が展開する住宅設備機器事業での連携を目的とした業務・資本提携契約を締結したと発表した。

 ヤマハリビングテックは、住宅設備機器市場において40有余年の長きにわたり、システムキッチン、システムバスルーム、洗面化粧台等の製造・販売を行ってきた。

 今回の業務提携は、世界トップレベルの自動車部品サプライヤーであり、また同分野で培った技術・知見をもとに低炭素社会の実現に向けたエネルギーマネジメント機器の開発に取り組むデンソーとヤマハリビングテックが双方の強みを活かすことで、人びとにとっての「新たな生活価値」創造が可能になるという判断から契約締結に至ったもの。

 ヤマハリビングテックの人造大理石技術や塗装技術・機器技術等のコア技術を活かした商品開発力を、デンソーのHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)、蓄電池、CO2ヒートポンプ給湯機などの技術・知見と融合させることにより、両社の事業価値向上に繋げていく。

 なお、ヤマハリビングテックは、戦略的パートナーとして同提携を強力に推し進めていくことを目的に、デンソーによる出資(議決権ベースで5%)を受ける。

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