関連記事
【株価診断】キリンHD、週足持ちこたえるも日足は波乱状態、高PERが懸念
キリンホールディングス <2503> =売買単位1000株=19日(金)株価は23円安の1010円、この日の安値は1006円と1000円へ急接近した。
日足チャートは、去る、16日に30日線を割り、17日、18日には30日線を上回った。しかし、19日はまた30日線を割り込み高値波乱の様相を呈している。一方、週足では26週線の上に位置し上昇相場を維持している。ただ、週足では3月の1086円に対し、10月の1065円が二番天井形成となっており、この点が今後の圧迫となる心配がある。
今12月期の第2四半期は、前年同期比4.0%増収、営業利益21.4%の大幅減益だった。とくに、国内酒類事業が売上で0.9%減少、同事業利益で25.9%減益。
今期通期では前期比7.2%増収、営業利益8.5%増益、1株利益49.9円の見通し。配当は年27円の予定。ただ、マーケットでの通期見通しは慎重で、四季報・秋号の予想1株利益は47.3円となっている。
会社予想1株利益でPERは20倍強、マーケット予想なら21倍台となって市場平均よりかなり高い。ただ、配当利回りは2.67%と好い。
信用買残は大きく減少、変わって売残(空売り)が増加傾向。恐らく、PERの高いことが売方の手がかりとみられる。同社株単独で大きく下がることはなさそうだが、仮に、全般相場が崩れるような場合は26週線を切って、昨年秋から続いている900~1080円モミ合いの下値水準900円まで下げる可能性はあるだろう。新規買いは様子を見るのがよいだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【株式評論家の視点】日立に証券会社の「目標株価」が目まぐるしく変化、気迷い続く(2012/10/17)
・【編集長の視点】ポールHD市場変更・増配も新株発行が冷やす、1部&2部未定(2012/10/17)
・犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2012/02/02)
・株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2012/02/02)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
