関連記事
JFEスチールグループ、三井物産よりメガソーラー建設案件を受注
和歌山串本ソーラー発電所の完成予想図(画像:JFEスチール)[写真拡大]
JFEスチールグループは17日、三井物産および東京海上アセットマネジメント投信が実施する大規模太陽光発電所(メガソーラー)のうち、第1期分3ヶ所の建設をフルターンキー(設計、製作、組み立て、試運転指導、性能保証までのすべてを請け負う方式)で受注したと発表した。グループの設備システム会社であるJFE電制が元請となり、その下で固有技術を保有したグループ各社が結集し、複数の「メガソーラー発電所」一括受注に至った。
今回JFEスチールグループが受注した発電所は、三井物産と東京海上アセットが第1期分国内計10ヶ所で展開する大規模太陽光発電所事業の一環で、山口県山口市(発電能力3.5MW)、山口県田布施町(同3MW)、和歌山県串本町(同1.8MW)の3ヶ所。山口県田布施町、和歌山県串本町は2013年3月、山口県山口市は2013年6月の稼動を予定している。
JFEスチールグループでは、JFE電制が公共・産業用の太陽光発電において10年以上の施工実績を重ねており、2009年度には、グループ全体の技術と経験を結集し、最適なシステム設計から設備メンテナンスまで提案できる体制をグループ内で整えた。
使用する架台はJFEシビルがJFEスチールと共同開発したもの。メガソーラー架台の素材として実績豊富な「JFEエコガル」を使用して耐食性を確保し、さらに、風洞実験、構造実験や各種解析結果から、使用部材、配置方法の工夫を行い、大幅な軽量化設計を行うことによって、鋼製でありながらアルミ架台と同程度の軽量化を実現している。架台の軽量化によるコスト削減と、電気工事の合理化により、システム全体の価格の低廉化を実現している。
スポンサードリンク
おすすめ記事