【話題株】シャープは15日で創業100周年!黒字化などに強い意気込み

2012年9月15日 20:13

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■10以上の金融機関が融資団と伝えられる

  シャープ <6753> は9月15日に創業100周年を迎えた。奥田隆司社長は14日午前、大阪本社で社員向けに構造改革推進などの決意を示し、テレビ会議システムなどで全国に伝え、黒字化などに意気込みをみせたという。

■「アイフォーン5」向け液晶など先端技術は貴重

  関係筋によると、奥田社長は、早ければ2013年度(14年3月期)にも黒字化をめざす意気込みを強く示した模様だ。同社の業績は、12年2月期の連結純利益が約3761億円の赤字となり、今期・13年3月期の予想は、8月の四半期決算発表の段階で2500億円の赤字。ただ、大規模な人員削減を含む改善策を進めており、9月11日には給与・賞与や福利厚生面の削減など、追加の固定費削減策も発表した。最新の液晶パネルは、米アップル社が21日に世界同時発売する「アイフォーン5」にも使用される模様。自社製のスマートフォンでは、おそらく世界で初めて、放射線(ガンマ線)を測定できる機能を内蔵した新製品をこの夏に発売した。

  15日は、主力銀行のみずほコーポレート銀行や三菱東京UFJ銀行などが、週明けから追加支援の検討に入り、大手生保などを含め、10以上の金融機関で融資団を形成すると日本経済新聞で伝えられた。

  株価は8月中旬の164円を安値に持ち直す傾向をみせ、下旬には240円まで戻った。週末14日の終値は208円(前日比変わらず)。出資条件を巡り交渉中の台湾・鴻海精密工業との動向などに一喜一憂する相場のなか、信用売り・買いの規模が高水準のまま拮抗し、材料によっては大きく動く可能性を内包している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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