伊藤忠テクノソリューションズ、太陽光発電の事業化支援サービスを開始

2012年8月20日 10:56

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 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、太陽光発電の事業化を支援する太陽光発電事業総合支援サービスを開始した。太陽光発電分野で2009年から提供している太陽光発電量調査に加え、事業開発におけるリスクの洗い出し、リスク低減提案や性能検査等の技術コンサルティングまでサービス範囲を拡大した、事業化支援コンサルティングをワンストップで提供する。今後3年間で10億円の売り上げを目指す。

 7月1日施行の「再生可能エネルギー固定価格買い取り制度」にともない、太陽光発電事業に参入する企業や、発電事業者へ融資や投資をする企業が増えている。太陽光発電では安定した電力供給のため、発電設備設置環境に応じて日射量や発電量を予測し、長期的な気象条件評価や予測に基づいた発電設備の構築、事業の経済性評価が求められていることから、CTCは今回のサービス導入により、太陽光発電の事業化を支援する。

 具体的には、太陽光発電事業支援サービスでは、立地調査などの事業設計から関係機関等への手続き、性能検査等の施工プロセス、さらには運転・保守等の運用プロセスに至るまで、事業開発を総合的に支援する。日射量、気温、風速による気象要因および経緯経度、周辺建物、太陽光パネルの設置角度などの発電施設や設置環境から、日射量と発電量を推定し、事業性の評価等を行う。また、発電量調査、発電設備の技術検証、環境面の検証などを通じて、リスクの洗い出し、リスク低減策を策定する技術コンサルティングサービスを提供する。さらに、CTCが持つ高度なIT技術を活かし、太陽光発電事業の安定運用を支援するソリューションを提供する。

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