【銘柄診断】カルビーは外国人投資家の買い増しが続く、高収益企業への変身を評価

2012年8月8日 16:38

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  カルビー <2229> がここへきて年初来高値更新の強い動きを見せている。

  7月31日に今2013年3月期の第1四半期決算を発表した。営業利益は37億8500万円と前年同期比2.7倍の大幅増益を達成した。海外事業の拡大とともに、ポテトチップスの積極展開や新製品「ベジップス」の拡販で国内シェアを向上させたことが要因。

  同社は、これまでロングランで上げてきたことで、ひとまず好材料出尽くし的な反応を見せるとの予想もあったが、実際にはさらに見直し買いを集めて買い上げられる展開。

  第1四半期の好調から9月中間決算の営業利益は51億円から66億円(38億9300万円)に引き上げられた。ただ第1四半期の好業績を見れば増額に積み残し感が強く、株価は増額を織り込み始めているニュアンスだ。

  取組みは直近8月3日申し込み現在で売り10万株、買い3万株の売り長状態。日証金では連日逆日歩が発生している。不思議なのはこれだけ株価上昇しているにも関わらず、買い残が増えないこと。

  有価証券を点検して見ると、外国人投資家の持ち株比率が2011年3月期の26.6%から前2012年3月期には37.8%大幅にアップしている。ここへきての新展開躍進も外国人投資家の買い増しの動きと推定される。実態面からはやや割高な水準でもある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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