【銘柄診断】三井住友フィナンシャルグループはレーティング最上位、高収益実態見直す

2012年7月27日 16:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  三井住友フィナンシャルグループ <8316> は7月4日の2679円の戻り高値から調整局面を迎えていたが、7月25日の2336円で目先底打ちのニュアンスが強く、切り返しのタイミングを迎えたニュアンスだ。

  同社はこれまで中小企業向け貸出や消費者ローンといったミドルクラスのリスクを取って収益を上げるビジネスモデルが功を奏してきた。それはまた、企業倒産等が少ない現在のような金融局面で大きな力を発揮するとして、証券会社が最上位でレーティングを行ったことが見直されている。

  吹き荒れる欧州の金融危機は依然解決には遠い状況が続いており、欧州銀行の経営の不安定さは、海外進出を狙う同社にとっては追い風にもなる。

  また、三菱UFJフィナンシャルグループ <8306> や、みずほフィナンシャルグループ <8411> の信用買い残が高水準で張り付いているのに対し、同行は5月11日申し込み現在の933万株が、直近7月20日申し込み現在では793万株まで減少、それなりに整理が進んでいる。個人投資家もメガバンクの中では同行を選別買いの対象とする空気が強い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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