三菱自、本社ビルでEVを非常用電源として活用 災害対策を強化

2012年7月24日 17:26

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 三菱自動車は24日、新世代電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」、「MINICAB-MiEV(ミニキャブ・ミーブ)」および電源供給装置「MiEV power BOX(ミーブ パワーボックス)」を応用し、災害等での停電時における本社機能維持のため非常用電源を確保するシステム「MiEV power SUPPLY(ミーブ パワーサプライ)」を、三菱自動車本社ビルに設置したと発表した。

 本社ビル1階から、5階の会議室(災害情報の提供場所や来客者の避難場所として活用)および8階の災害対策本部まで専用の配線を設置。1階には、「i-MiEV」または「MINICAB-MiEV」と「MiEV power BOX」の組み合わせを最大で4セット接続できるようにしており、対策本部・会議室の照明器具や情報通信機器へ電力を供給する。このシステムによって独立した電源を確保することで、大規模な停電が発生した場合でも本社の中核機能を維持することができ、初動対策を行うことが可能となる。

 なお、駆動用バッテリー16.0kWh仕様車(『i-MiEV』「G」、『MINICAB-MiEV』「CD 16.0kWh」)を4台接続した場合で、およそ初動3日間の電源供給を想定している。

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