【注目の決算発表】エイチームは権利落ち後高値を更新、業績上方修正が追撃材料

2012年6月15日 14:39

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  エイチーム <3662> (東マ)は15日、107円高の1218円まで上げて変わらずを含めて5日続伸し、今年6月13日につけた株式分割権利落ち後高値1120円を大きく更新している。前日14日大引け後に今7月期第3四半期決算の開示に合わせて、7月通期業績の上方修正を発表、株式分割に続く追撃材料となってソーシャルゲーム関連の割安株買いが増勢となっている。

  7月通期業績は、今年4月の新規上場時の予想より売り上げを7億5200万円、経常利益を2億7900万円、純利益を1億6600万円それぞれ引き上げ、純利益は、5億5500万円(前期比2.1倍)と続伸幅を大きく拡大する。

  エンターテインメント事業、ライフサポート事業とも期初計画を上回る水準で推移していることが要因で、とくにエンターテインメント事業では新規ゲームタイトイルで売り上げ、利益を予測することが難しく保守的に予算を組んでいたが、「ダークサマナー」、「AKB48ステージファイター」が、大きくヒットしたことが要因となった。

  株価は、今年2月に公開価格1080円で新規上場され公開初日は買い気配のまま推移して2日目に2923円で初値をつけ上場来高値4700円まで急騰する人気となった。ところが、「コンプリートガチャ」中止で2361円まで急落、安値で発表した株式分割(1対3)を好感して2834円までリバウンドして権利を落した。PER18倍台の割安修正で上値挑戦が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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