シャープ、スマホに搭載可能な業界最小の放射線センサモジュールを開発

2012年6月6日 18:37

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放射線センサモジュール「QM1H0M005x」(画像:シャープ)

放射線センサモジュール「QM1H0M005x」(画像:シャープ)[写真拡大]

 シャープは6日、スマートフォンなどのモバイル機器に搭載可能な、業界最小サイズの放射線センサモジュールを開発したと発表した。6月29日からサンプル出荷を開始する。サンプル価格は10,500円(税込)。また、8月31日から量産を開始する。

 今回開発したモジュールは、空中の放射線(ガンマ線)を電流に変換するフォトダイオードと、高周波チューナーなど長年培ったアナログ回路技術を駆使して新開発した専用ICにより構成されている。

 専用ICには、フォトダイオードから出力される微弱な電流を検出して効率よく増幅する低雑音アンプや、振動や衝撃などの外来ノイズを独自のアルゴリズムによって除去する回路を搭載。これにより、汎用の部品で構成した場合に比べて約55%の小型化を実現した。

 さらに、業界最小の消費電力(通常動作時:7.5mW)も実現。放射線の測定機能を搭載するモバイル機器の開発に貢献する。

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