パナソニック、ロンドンオリンピックに機器を納入 過去最大規模

2012年5月30日 16:28

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 パナソニックは30日、オリンピックのTOPスポンサーとして、2012年7月にイギリス・ロンドンで開催される第30回オリンピック競技大会に協賛し、過去最大規模の機器を納入すると発表した。

 パナソニックは、国際オリンピック委員会(IOC)、ロンドンオリンピック組織委員会(LOCOG)、ならびにロンドンオリンピック放送機構(OBSL)の協力のもと、競技会場から放送現場、家庭に至るまで、フルラインナップのHD機器で大会運営を強力にサポートすると共に、国際オリンピック委員会及びオリンピック放送機構(OBS)との3D技術パートナーシップにより、オリンピック史上初めての「3Dオリンピック」の実現に貢献する。

 ロンドンオリンピックは、国際放送センター(IBC)から各国放送局に配信される国際映像信号がHD規格で制作されることに加え、開閉会式や各競技会場内の大型画面にもHD映像信号が配信される。加えて、オリンピック放送機構に最新式一体型二眼式3Dカメラレコーダー(AG-3DP1)等、パナソニックの3D機器・技術を提供し、大会初の3Dオリンピックをサポートする。

 既に大会映像記録フォーマットとして採用されているパナソニックDVCPRO HD規格に加え、より高画質・高品質で映像を記録できるAVC-Intra規格でのファイルベースワークフローも新たに使用されることが決定しており、パナソニックは国際放送センターに放送用半導体メモリー・ニュース取材システム「P2HD」シリーズなど多数の放送機器を納入する。なお、パナソニックの放送機器が記録フォーマットに選ばれるのは、1992年バルセロナ大会以降、ロンドンが10大会目となる。

 また、オリンピックパークで開催される開会式には、高輝度・高画質化をコンパクトボディで実現した世界最小・最軽量20,000lmプロジェクター(PT-DZ21K、PT-DS20K)を設置し、観客に迫力あるHD映像を届けることで、開閉会式の演出を盛り上げる。

 さらに、各競技場では過去最大の面数および面積のLED大型映像装置を納入。屋内競技会場では、103v型プラズマディスプレイがオリンピックで初めて競技会場の観客用映像ディスプレイとして採用される。

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