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新潟県とサントリーが「青いユリ」の共同開発に成功
画像:サントリーホールディングス[写真拡大]
サントリーホールディングスは9日、サントリービジネスエキスパート植物科学研究所(大阪府三島郡島本町)が、新潟県農業総合研究所(新潟県長岡市)と共同で、遺伝子組換え技術を用いて青みを帯びたユリの開発に成功したと発表した。
ユリには、白、黄、オレンジ、ピンクなどの花色が存在するが、青みを帯びた花色は存在しなかった。これは、ユリには青色色素デルフィニジンを作るために必要な青色遺伝子(フラボノイド3',5'-水酸化酵素の遺伝子)が存在しないため。そこで両者は2006年4月から「青いユリ」の共同研究に着手。今回、ピンク色のユリにカンパニュラの青色遺伝子を導入し、機能させることで花弁にデルフィニジンを含む「青いユリ」の開発に成功した。今後はさらに青みを帯びた「青いユリ」の開発を進め、商品化についても検討していくという。
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