北極から大量のメタンガスが放出されている?

2012年4月27日 06:00

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 北極の永久凍土内には大量のメタンが溶けており、また、メタンハイドレートの形でも存在しているという。永久凍土層に溶けているだけでも、十億トンものメタンガスが存在すると見積もられている。そして、地球温暖化などによってそれが大量に放出されている、という調査結果があるそうだ。(WIREDHIPPO projectNPG Nature Asia-Pacific/.本家)。

 NASAのジェット推進研究所(JPL)に所属するEric Kort氏が2009年から2010年の間に5回、北極海上の大気に含まれるメタンの濃度を体系的にマッピングする調査を行った結果、海洋表面に近いところで高い濃度を検出し、その領域では1平方メートルあたり2ミリグラムものメタンガスが放出されているという。とくに高い濃度が観測されたのは海氷の亀裂部分や海氷が溶けて拡散している地域であったとのこと。

 メタンハイドレートはエネルギー源としても期待されているが、温室効果ガスと知られるCO2より熱を蓄える量が多いため、氷から溶けて大気中に放出されると温暖化につながると問題視する意見もあるという。

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