【銘柄診断】ロングライフホールディングは需給面重いが好業績評価で上昇も

2012年3月26日 09:35

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【介護サービス関連銘柄診断】

  ロングライフホールディング <4355> (JQS)は、傘下の事業会社(日本ロングライフ、エルケアなど)で、ホーム介護事業(介護付き有料老人ホーム)、在宅介護事業を主力として、フード事業、福祉用具事業も展開している。関西圏が地盤だが、11年2月には、千葉県で在宅介護サービスを展開する日本ビコーを100%子会社化し、首都圏も強化している。

  介護保険制度・報酬改定の影響を受ける事業であるため、介護保険に依存しないビジネスモデルの構築を目指していることが特徴である。

  11年11月~12年1月期実績で事業別売上高を見ると、ホーム介護事業が前期比2%増の10.6億円(売上構成比42%)、在宅介護事業が同33%増の13.2億円(同53%)、フード事業が同15倍の0.5憶円(同2%)、福祉用具事業が同0.7憶円(同3%)となっている。在宅介護事業では日本ビコーの連結子会社化も寄与した。

  12年1月時点での有料老人ホーム状況は、施設数18、居室総数723、入居室数534、入居率73.9%となっている。また12年1月時点での在宅介護事業のサービス(拠点)数は135となっている。

  12年10期通期の連結業績見通しは、売上高が前期比11%増の105億円、営業利益が同98%増の4億円、経常利益が同90%増の3.8億円、純利益が1.4億円(11年10月期は1.5億円の赤字)、予想EPS(1株利益)が12円98銭、年間配当が3.5円(第2四半期末0.0円、期末3.5円)としている。ホーム介護事業では、既存施設の入居率向上に加えて、2か所の施設新設を計画しており、増収増益の見込みである。

  12年4月の改正介護保険法施行で導入予定の「地域包括ケアシステム」への対応としては、在宅介護事業で、デイサービスやヘルパーステーションの新規開設などにより、ドミナント戦略での事業展開エリアの拡大を図るとしている。

  11年11月には、中国・山東省青島市に、中国の新華綿(シンファージン)グループと合弁で、高級有料老人ホーム「新華綿・長楽国際有料老人ホーム」を開設した。中国の富裕層をターゲットに、今後10年で100カ所のホーム開設を目指している。インドネシアでの事業展開の準備も進めている。

  株価の動きを見ると、11年秋には底練り展開だったが、130円台で下値固めを完了して反発した。26週移動平均線を回復した後は、13週移動平均線がサポートラインの形となって戻り歩調の展開である。足元では190円近辺まで回復し、200円台回復も視野に入れている。

  足元の株価水準を指標面で見ると、12年10期ベースの連結予想PERは14~15倍近辺、予想配当利回りは2%近辺、11年10月期BPS(1株当たり純資産222円69銭)ベースの実績PBRは0.8倍台の水準である。

  需給面では信用買い残がやや重いが、好業績を評価して上昇余地があるだろう。低位株だけに、動意づけば一段高の可能性もあるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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