【銘柄診断】安楽亭は中毒事件などの影響大きい、株価浮上へは手掛かり材料難

2012年3月13日 21:50

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

安楽亭<7562>(東2)はもみ合い場面を続けている。昨年10月以降、昨年末までは400円を中心とする展開であったのに対し、ここへきては410円台でのもみあいと若干水準を切り上げてはいるが、動きには迫力は感じられない。

安楽亭<7562>(東2)はもみ合い場面を続けている。昨年10月以降、昨年末までは400円を中心とする展開であったのに対し、ここへきては410円台でのもみあいと若干水準を切り上げてはいるが、動きには迫力は感じられない。[写真拡大]

  安楽亭 <7562> (東2)はもみ合い場面を続けている。昨年10月以降、昨年末までは400円を中心とする展開であったのに対し、ここへきては410円台でのもみあいと若干水準を切り上げてはいるが、動きには迫力は感じられない。

  同社は直営店舗及びFC・暖簾店舗で埼玉県を地盤に焼肉レストラン事業を行っている。焼肉チェーン店における集団食中毒事件の余波が残る中、放射性セシウムが牛肉から検出されたことにより牛肉を控える傾向が強まるなど、牛肉業界を取り巻く環境は厳しい。

  そのため、今2012年3月期の累計決算では営業損失1億7400万円(前年同期3億1900万円)となり、今3月期通期でも営業損失8100万円(前期3億1400万円)と低迷が続く見通し。

  震災の影響がなくなることで来2013年3月期は業績好転が見込まれるが、現在の外食業界を取り巻く環境をにらむと、大幅な好転は難しそうだ。来3月期の見通し次第ではあるが、もみ合い離脱には材料難のニュアンスが強い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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