【注目の決算発表】藤商事は今度は通期業績上方修正も高値肉薄後にもみ合う

2012年1月30日 18:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  藤商事 <6257> (JQS)は30日、値動きの激しいエレベーター相場が続いた。前場寄り付きに2700円高の9万4500円と急反発し、昨年8月4日につけた昨年来高値9万4900円にあと400円と迫ったが、高値後は3800円安まで売られ、終値は3700円安の8万8100円だった。

  前週末27日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算の開示に合わせて、昨年9月の第2四半期(2Q)累計業績に続き、3月通期業績の上方修正を発表、純利益の黒字転換幅が大幅に拡大することから割安株買いが再燃したが、高値肉薄で利益確定売りも交錯した。

  3月通期業績は、期初予想値より売り上げを38億円、経常利益を46億円、純利益を26億円それぞれ引き上げ、純利益は、38億円(前期は7億3800万円の赤字)と水面上に大きく浮上する。

  昨年7月に発売したパチンコ遊技機「CRリング 呪いの7日間」シリーズが、パチンコホール向けに高評価され、追加受注が続き、1月発売の同機新スペック機の販売も順調に推移し、パチンコ遊技機の販売台数が、期初予想の12万5000台から13万台へ伸び、販売単価の高い枠付本体の販売比率が上昇したことなどが寄与した。

  株価は、東日本大震災発生で上場来安値6万1200円まで急落したが、今期第1四半期の好決算で昨年来高値まで大きく持ち直し、3分の1押し水準でも中段もみ合いが続いた。PERは6倍台、PBR0.5倍と超割安であり、目先売り一巡後の再騰展開も想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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