トヨタとNHK、大河ドラマの舞台を巡るドライブアプリを開発 

2012年1月25日 11:46

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「大河ドラマ50 ドライブラリー」イメージ(画像:トヨタ自動車)

「大河ドラマ50 ドライブラリー」イメージ(画像:トヨタ自動車)[写真拡大]

 トヨタ自動車は25日、NHKエンタープライズの協力を得て開発した「大河ドラマ50 ドライブラリー」アプリを、1月25日よりスマートフォン向けに展開すると発表した。

 NHK大河ドラマは1963年の第一作「花の生涯」から始まり、2011年の「江~姫たちの戦国」で50作目、今年の「平清盛」では50周年を迎える。半世紀に渡って大河ドラマで紹介されてきた地域は全国に広がり、たくさんの観光客が訪れる名所も多い。ドラマ誕生50周年を記念して、改めて大河ドラマの歴史に浸りながら日本中を巡ることを提案し、「日本を元気にしていきたい」ということがアプリ開発の背景となっている。

 トヨタでは、昨年10月から「FUN TO DRIVE, AGAIN.」キャンペーンを展開しており、大河ドラマゆかりの地をスタンプラリー感覚で気軽に楽しめる同アプリを通じて、ドライブの新しい楽しみ方を提案する。さらに、地域の活性化や観光振興も目的とし、地域と企業、団体が連携し合いながら、日本全国を観光する楽しさや歓びを演出し、日本の元気にドライブをかけていくことを大きな目標としている。今後、トヨタの販売店や「大河ドラマ50の歴史展」に隣接したスペースなどでの告知も予定している。

 アプリの主な特徴は、「歴代大河ドラマに登場した地域や観光名所、歴史や文化、ドラマのエピソードを見たり調べたりしながら旅ができる情報散策機能」、「作品毎に設定されたドライブスポットを実際に訪れて『チェックイン(位置登録)』すると、その度ごとに、アプリ上の自分の身分が出世していくというアバター出世機能」、「ドライブスポットに着くと、ドラマゆかりのオリジナルフレームが登場して写真撮影でき、メッセージを添えて、仲間と共有し合える旅の思い出機能」など。さらに、公式WEBサイトやSNSサイトともリンクし、幅広いユーザーが情報交換しながらコミュニティ的に楽しめる環境を整えていく。

 まずは、「信長 KING OF ZIPANGU」(1992年)、「秀吉」(1996年)、「竜馬がゆく」(1968年)、「天地人」(2009年)、「平清盛」(2012年)の5作品にちなんだドライブコースの配信から開始。定期的に新しいコースを配信していき、2013年4月までに51作品分のドライブコースを提供する予定。

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