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研究データの「早期および頻繁な共有」がねつ造を予防する?
記事提供元:スラド
capra 曰く、
オランダの社会心理学者 Diederik Stapel 元教授による長期に及ぶ研究データのねつ造が最近話題となったが (/.J 記事より) 、同じくオランダの心理学者 Jelte M. Wicherts 氏が Nature News & Comment の記事にて「研究データの早期および頻繁な共有」によってこのようなねつ造を予防できるとの論を展開している (本家 /. 記事より) 。
ねつ造は論文発表のプレッシャーからくる浅はかで軽卒な行為としてはじまることも多いとのこと。現に Wicherts 氏が 49 の論文の著者に研究の生データ参照を依頼したところ、統計結果の報告エラーや根拠としての弱さを危惧して躊躇した研究者は少なくなかったという。このたび明らかになった Stapel 氏もデータの共有をしばしば拒否していたことがその後の調査で分かっており、その対象は論文の共同著者にも及んだとのこと。このような傾向は他の分野の研究者には馴染みがないだろうが心理学においてはままあることだという。統計結果のエラーは統計分析におけるその他のエラーやバイアスなどの氷山の一角であると考えられ、そのデータの有意性を揺るがす内容である程データ共有が躊躇される実態を Wicherts 氏は残念がっている。
タレコミ人は心理学の学術分野には明るくないのだが、日本においてもこの傾向はみられるものなのだろうか?
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オランダの有名な社会心理学者、長期間にわたるデータねつ造を認める 2011年11月05日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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