国際帝石、東電など5社に豪イクシスガス田のLNGを販売 合計年間400万トン

2011年12月6日 20:41

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オーストラリア ダーウィンにおける液化天然ガス(LNG)プラント建設イメージ図(画像:国際石油開発帝石)

オーストラリア ダーウィンにおける液化天然ガス(LNG)プラント建設イメージ図(画像:国際石油開発帝石)[写真拡大]

 国際石油開発帝石は6日、子会社のINPEX Ichthys Pty Ltd社など豪州グループ会社を通じて、TOTAL E&P Ichthys社とともにオーストラリア連邦西豪州沖合WA-37-R鉱区に位置するイクシスガス・コンデンセート田の開発準備作業を進めているが、本日、同社およびTOTALにより設立された、LNGの売主であるIchthys LNG Pty Ltdは、東京電力、東京ガス、関西電力、大阪ガスおよび九州電力の本邦買主5社からなるコンソーシアムとの間で、イクシスプロジェクトから生産される液化天然ガス(LNG)販売に関する売買契約を締結したと発表した。

 今回締結に至ったLNG売買契約の内容は、イクシスプロジェクトから生産・出荷されるLNGを2017年から15年間、東京電力に対して年間105万トン、東京ガスに対して年間105万トン、関西電力に対して年間80万トン、大阪ガスに対して年間80万トン、九州電力に対して年間30万トンの合計年間400万トンを販売するもの。
 
 今回の売買契約締結により、5社コンソーシアムによるLNG引き取り分と、中部電力、東邦ガスおよびCPC Corporation, TaiwanによるLNG引き取り分並びに国際帝石およびTOTAL社によるLNG引き取り分とを合わせ、イクシスプロジェクトのLNG年間予定生産数量840万トンの全量が販売されることになる。また、イクシスプロジェクトから生産されるLNGの7割相当が日本に仕向けられることになる。


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