中国、10基目の第2世代「北斗」を打上げ

2011年12月6日 11:00

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記事提供元:sorae.jp

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 中国国家航天局(CNSA)は北京時間12月2日5時7分(日本時間6時7分)、四川省の西昌衛星発射センターから、測位衛星「北斗導航衛星」を載せた「長征3号甲」(Long March 3A)ロケットを打ち上げた。

 打ち上げられたロケットは順調に飛行し、衛星を所定の軌道に投入し、打ち上げが成功した。

 北斗衛星ナビゲーションシステム(Compass Navigation Satellite System)は、アメリカのGPS、ロシアのグロナス(GLONASS)、ヨーロッパのガリレオ計画に対抗した中国独自の衛星測位システムである。

 中国は測位試験衛星の運用を経て、2007年から第2世代の測位衛星の打ち上げを開始しており、今回の打ち上げは今年3基目、計10基目。中国は2020年までに合計35基の「北斗衛星」を打ち上げ、衛星コンステレーションを構築し、地球全体カバーできる衛星測位システムの完成を目指している。

 なお、今回の打ち上げは長征ロケットシリーズにとって153回目の打ち上げだった。

 ■長征三号甲運載火箭発射北斗二号再獲成功
http://www.calt.com/xwzx/zyxw/201112020910108fa684.html

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