JYJ『ピエロ』、 KBSが「放送不適格判定」

2011年10月2日 22:59

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韓国の人気アイドルグループ「JYJ」の曲『ピエロ』が、KBSからの放送不適格判定を受け、これに対して非難が集中している。

韓国の人気アイドルグループ「JYJ」の曲『ピエロ』が、KBSからの放送不適格判定を受け、これに対して非難が集中している。[写真拡大]

 韓国の人気アイドルグループ「JYJ」の曲『ピエロ』が、KBSからの放送不適格判定を受け、これに対して非難が集中している。

 KBSは28日、公式サイトでJYJの新曲『ピエロ』に対して特定個人を攻撃する内容を扱ったという理由で放送不適格判定を下した。

 KBSによると、キム・ジェジュンが作詞した『ピエロ』は「個人を攻撃している」という理由で、また、キム・ジュンスが作詞した『ミッション』は人を侮辱する言葉が入っているという理由で放送不適格判定を下したとのこと。一方、SBSとMBCは『ピエロ』に対し放送適格判定を下した。

 問題になった歌詞は「俺はお前のピエロ/本当に可笑しい/お前にすべて捧げて/垢じみたマイマインド/金の前に何もない完全なお前はプロ/立派なP.S.M」という部分。

 「P.S.M」は「President. イ・スマン」(SMエンターテインメントの創業者イ・スマン氏)の英語イニシャルを指称することで、特定の個人へ向けた個人的な怨恨の意味が込められた歌詞というのがKBS審議不適格判定の理由。歌謡審議委員7人中5人が歌詞の全体内容を把握した結果、特定個人を卑下した内容だと判断した。

 これに対してJYJ側は「恣意的な解釈」としながら「『ピエロ』は特定の個人ではなく全般的に社会を批判する内容を記した曲。歌詞を書いた意図を聞くこともなく任意的に解釈した」と主張した。

 JYJのキム・ジェジュンもツイッターで「今33時間寝てないからぼーっとしているんだけど、気になることが一つ。Presidentは一体誰が創作、想像したの?その後ことも…」とコメントした。

 ネットユーザーの間でも意見がまちまち。多くのファンは「隠喩と風刺が混じっているという理由だけで不適格判定を下したことは話にならない」「時代錯誤だ」「勝手に解釈するなら、どの曲が放送適格判定を受けるんだ!?」と指摘した。一部ファンは「P.S.Mという単語が何を意味するのか釈明をすればいいのではないか」「だれが見てもDISS曲だ」などの意見で対立した。

 JYJの所属事務所は『ピエロ』の歌詞の意味を解説した弁明書を提出して再審議を要求することを計画している。(翻訳:宮本りさ)

※この記事は재경일보提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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