すかいらーく、赤痢発症で営業自粛中のガスト120店舗を9月26日から営業再開

2011年9月21日 17:01

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仙台マーチャンダイジングセンターにおける殺菌・消毒、清掃の様子(写真提供:すかいらーく)

仙台マーチャンダイジングセンターにおける殺菌・消毒、清掃の様子(写真提供:すかいらーく)[写真拡大]

  • 保健所による食品衛生講座受講の様子(写真提供:すかいらーく)

 すかいらーくは21日、先月、東北地区4県で発生した細菌性赤痢による食中毒事故に関係しているとして、営業を自粛していた同社のファミリーレストラン「ガスト」120店舗について、9月26日から営業再開すると発表した。なお、同じく操業を自粛していた仙台マーチャンダイジングセンター(仙台MDセンター)については、「今回の事故は仙台工場にて製造した食品が原因であると断定されているため」(同社)とし、製造自粛を継続するという。
 
 同社は、先月、東北地区4県で発生した細菌性赤痢による食中毒事故において、14人が同社のファミリーレストラン「ガスト」店舗において食事をしているという報告を受け、東北地区、北海道地区及び北関東地区の一部の「ガスト」店舗(120店)と、仙台マーチャンダイジングセンター(仙台MDセンター)を、安全確認のために一時営業・操業自粛していた。

 今回、仙台工場管轄店舗120店への食材を、関東以西の工場から供給する体制が整ったことや、「店舗の殺菌・消毒、清掃の完了」、「全従業員の菌検査(検便)の実施」、「保健所による食品衛生講座の受講」、「管轄保健所による確認」により、店舗の安全性が確認されたことから、営業再開を決定した。

 「今後も、管轄保健所のご指導・ご協力をいただきながら再発防止に全力をあげると同時に、外部専門家を中心とした第三者委員会で、仙台工場における再発防止策を検討し、安全衛生体制の再構築を確実なものにしていく。今回の件を決して風化させることなく、一層の安全安心に努めていく」と同社はコメントしている。

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