日産、小型・低価格の電気自動車用「新型急速充電器」を開発 

2011年9月12日 16:19

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日産自動車が開発した新型急速充電器(標準仕様)(画像提供:日産自動車)

日産自動車が開発した新型急速充電器(標準仕様)(画像提供:日産自動車) [写真拡大]

 日産自動車は12日、同社が独自に開発した新型の急速充電器を公開し、2011年11月から全国の日産部品販売会社で販売開始すると発表した。

 今回発表した新型急速充電器は、現行の日産製急速充電器(希望小売価格147万円 税込)と同スペックの高性能を有しながら、本体を容積比で約半分のサイズに小型化しており、より小さなスペースにも設置することが可能となる。また、標準仕様は100万円を大きく下回る大変競争力の高い価格設定とし、廉価版となるベース仕様については、現行型の半額以下とする予定。

 同社は、日本全国の充電インフラ網を整備し、顧客が安心して快適に電気自動車をドライブできる環境つくりへ貢献するため、各地方自治体、集客施設等への導入や全国の日産販売店への設置を促進していくという。また、販売を共同で進めていくパートナー企業も積極的に募集し、2015年度末までに5,000基の新型急速充電器を販売することを目指す。

 なお、新型急速充電器は、米国、欧州での発売も予定しており、現在準備を進めているという。

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