自宅のHDDにネット経由でアクセス　クラウドデバイス「Pogoplug」

　米クラウドエンジンズとソフトバンクBBは、インターネット経由でHDDにアクセスできるパーソナルクラウド構築デバイス「Pogoplug（ポゴプラグ）」を4日に発売する。

　Pogoplugは4つのUSB2.0ポートを備えたデバイスで、インターネットにつながった自前のルーターとストレージを接続した後に専用サイト（my.pogoplug.com）で登録することでサービスが利用できるようにになる。

　デスクトップ用とモバイル用のフリーアプリケーションが用意されており、ファイルの閲覧・検索やアップロード、共有などが行える。音楽ファイルはアルバム別、アーティスト別、ジャンル別に自動的に表示され、写真はサムネイルをクリックするとプレビューを閲覧できる機能も備える。また、メディアプレーヤーを内蔵しており、音楽や動画のストリーミング再生を視聴することもできる。

　ファイル共有の機能としては、フォルダにアクセス権限を設定できる仕組みで、フルアクセス権を与えれば、他のユーザーがファイルをアップロード、ダウンロード、表示、編集することができる。Twitter、Facebook、Myspaceなどのソーシャルネットワーキングにファイルを公開する機能も持つ。

　また、Pogoplugのアカウントを持っていなくてもファイルの閲覧やダウンロードができる仕組みも備えている。共有したいファイルに対して専用のURLを生成することができ、このURLからファイルにアクセスできる。

　その他、Pogoplugにプリンタをつなげば、iPhoneやiPadなどの携帯端末からでもファイルを印刷できる機能や、Pogoplugに接続されているストレージを、別のPogoplugに接続されているストレージに継続的にバックアップする機能、指定アドレスに添付メールを送ることでPogoplugフォルダに自動アップロードする機能などを備える。

　アマゾン（amazon.co.jp）、ソフマップ、ビックカメラ、ヨドバシカメラなどで取り扱われる。価格はオープンで、4日時点のビックカメラ.comでは9,800円で販売されている。デバイスの購入代金以外にサービス料金などはかからない。

　Windows、Mac、Linux搭載PC、iPad、iPhone、Android搭載端末、BlackBerry、Palm、Xbox 360、PlayStation3などのインターネットに接続可能なデバイスからアクセスできる。