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【話題】ディーブレイ証券創業者の出縄社長辞任へ
■元バンダイ社長山科氏が筆頭株主、社名も「みどり証券」へ
ディー・ブレイン証券(本社・東京都中央区日本橋茅場町)の出縄良人社長からマスコミなど関係先への一斉メールが届いた。同社の代表取締役と子会社の取締役を来る10月25日をもって辞任するとの挨拶だった。
ディー・ブレイン証券は出縄社長が1997年2月に設立した。「中小企業にエクイティファイナンスのインフラを広げたいとの一心で、グリーンシートと地方振興市場を活用する株式公開に全力を傾けてきました。夢は全国の中小企業の10%に当たる20万社に株式発行による資金調達を広げることでした。中小企業が借入金依存体質から脱却して純資産比率を高め、成長するための体力をつけることで日本経済を力強く再生させたいとの思いでした」と出縄社長はメッセージの中で述べている。
しかし、2006年には188社もあったIPO(新規公開)は、09年にはわずか19社に減少。「今のIPOマーケットは真冬状態。当社の業績も急速に悪化した」(同社長)という。
同社自身が資本増強に迫られ、それに、手を差しのべることになったのが元バンダイ社長の山科氏。山科氏が代表を努める山科ファンドが同社の第三者割当増資を引き受け筆頭株主になったという。
今回、身を引く出縄良人社長の後任には、現在、ディー・ブレインの取締役管理部門担当・石川善雄氏が就く。社名も「みどり証券」に改める予定という。「これまで、同社は累計で150社を超えるグリーンシート企業の株式公開を主幹事としてリードしてきた。グリーンシートから証券取引所に上場した企業は経営統合によるものも含めて14社にのぼる。創業者、出縄社長の貢献は大きかった」(中堅証券)との賛辞の声だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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