沼津のイシバシプラザ跡、「イオンタウン沼津」が進出決定 2027年夏以降に開業へ
2026年5月25日 14:13
イオンタウンは、JR沼津駅北口の大型商業施設「イシバシプラザ」跡地に「イオンタウン沼津」(静岡県沼津市高島本町)の進出を決めた。地域住民が普段使いできる商業施設で、丸井沼津店や西武百貨店沼津店の閉店以来、活力を失っている沼津駅前のにぎわいにも貢献しそうだ。
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建設場所は、沼津駅北口から歩いて10分足らずの県道162号線沿い。広さ約3万2,000平方メートルの敷地は年明けから土地造成工事に入っており、近く本格的な建設工事となる見込み。
建てられる施設は、鉄骨2階建て延べ約1万4,000平方メートル。イオンタウンは出店予定の店舗などを明らかにしていないが、毎日の食を彩るスーパーや飲食店に加え、ドラッグストア、クリニック、各種サービス店など約50店を入居させる方針。約530台分の駐車場、約350台分の駐輪場も整備し、住民の暮らしを支える憩いの場を目指している。
現地は石橋製糸の工場があった場所で、高度経済成長期に沼津市を支える産業の一つだった。沼津駅前の商店街や周辺自治会の要望で1978年、大型商業施設のイシバシプラザが開業した。地下1階、地上4階建ての施設内には、核店舗に総合スーパーの「イトーヨーカドー」が出店したほか、市立図書館や300人収容のホールなど公共施設も入っていた。
長く駅前のにぎわいを支える商業施設として親しまれたが、施設の老朽化から2021年に閉館し、駅北口の目抜き通り沿いに広大な空き地が出現する格好となった。
沼津駅は、東海道本線と御殿場線が発着する静岡県東部の中心駅の一つ。2003年に丸井沼津店、2013年に西武百貨店沼津店が撤退し、駅前の空洞化が市の課題に浮上した。だが懸案の鉄道高架化が2041年度に完成する方向となり、高架化後を見据えた活性化策が動き始めている。(記事:高田泰・記事一覧を見る)