『Avatar: Seven Havens』10月9日配信開始 新たなアバターが七つの避難地を巡る

2026年10月1日 01:48

『Avatar: Seven Havens』は2026年10月9日、Paramount+で第1巻の配信を開始する。主人公は大変動後の世界で新たなアバターとなった少女パヴィだ。人々から恐れられる彼女は、生き別れた双子のニシャとともに、文明最後の拠点である七つの避難地を救う旅に出る。

■第1巻は10月中に全13話を配信

Paramount+によると、第1巻「Survival」は10月9日に第1~3話、16日に第4~6話、23日に第7~9話、30日に第10~13話を配信する。最初の3話にはそれぞれ「On the Horizon」「Into the Storm」「The Order」という題名が付いている。シリーズは各話約30分、全26話の計画で、第2巻も13話で構成される。

パヴィは『レジェンド・オブ・コーラ』のコーラに続くアバターで、土を操る力を持つ。Paramount+の作品紹介では、大変動によって荒廃した世界で、アバターの称号は救済者ではなく人類を滅ぼす者の印と受け止められている。パヴィは人間と精霊の双方に追われながら、ニシャと自分たちの出自を探る。

制作総指揮のセハジ・セティはPolygonの取材に対し、物語の舞台を『レジェンド・オブ・コーラ』の結末から約225年後と説明した。パヴィ役はサヘリ・カーン、ニシャ役はアイシュ・デヴァンが務める。マイケル・ダンテ・ディマティーノとブライアン・コニーツコが共同制作者とエグゼクティブプロデューサーとして参加する。

■南アジア文化に着想を得た人物と都市

コニーツコはVarietyのインタビューで、「アバター」という言葉や概念のインド文化、サンスクリット語とのつながりに触れ、パヴィを南アジア文化に着想を得た人物として描くことを意図したと語った。その着想は、作品内の都市エローラにも表れている。

セティによると、エローラの名称はインドのエローラ石窟群に由来する。ユネスコによれば、同石窟群には玄武岩の崖を掘って造られた34の僧院や寺院があり、仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教の遺構が並ぶ。セティは、異なる宗教の遺構が共存する石窟群と、さまざまな元素を操る人々が暮らす作中の都市を重ねて説明している。

岩肌を利用したエローラの造形には、現実の石窟建築のイメージも重ねられる。実在する石窟群が示すのは、岩を掘って人が集う空間を造ってきた歴史だ。作中ではその都市が、異なる力を持つ人々の生活と、パヴィを取り巻く緊張を描く舞台となる。

■空の表現から考える現実の研究

作品の空に見える色鮮やかな光は、現実のオーロラを思い浮かべる手掛かりにもなる。NASAによると、オーロラは磁場に関わる荷電粒子が上層大気の酸素や窒素を励起し、光を放つ現象だ。その見え方は、地球の磁場や太陽から届く粒子の影響を受ける。

約4万1000年前に起きた「ラシャン・エクスカーション」については、地磁気が弱まった時期のオーロラを調べた研究がある。アグニト・ムコパディヤイらが2025年に発表した論文では、古地磁気の記録とシミュレーションを用い、オーロラが現れやすい領域が低緯度側へ広がる様子を示した。磁場と空の光との関係は、作品の映像を眺める際の興味深い補助線になる。

10月9日にはニューヨーク・コミコンで本作のパネルも予定されている。Paramount+の発表では、米東部時間午前11時15分、日本時間では10月10日午前0時15分から、コーラ役のジャネット・ヴァーニーが司会を務める。共同制作者や主要キャストが制作について語る予定だ。

元記事: Avatar: Seven Havens Arrives October 9 as First Avatar Series Built on Sanskrit Cosmology

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