IKEAとXbox、共同家具「YXSTABY」 アナログスティック型スツールなど9製品
2026年8月27日 17:45
IKEAとXboxは2026年8月26日、家庭内のさまざまな場所でゲームを楽しむための家具コレクション「YXSTABY(イクススタビ)」を発表した。Xboxコントローラーのアナログスティックをモチーフにしたスツールをはじめ、収納付きのノートPCサポートやキャスター付きTVスタンドなど9製品を展開する。販売時期や取り扱い製品は市場によって異なり、日本での価格と発売日は8月27日時点で明らかになっていない。
■XboxとIKEAが9製品を共同開発
ドイツ・ケルンで開催されているGamescom 2026で披露されたイクススタビは、ゲームを専用の部屋に閉じ込めず、リビングやダイニングなどの日常空間に取り入れることを目指したコレクションだ。IKEAとXboxからそれぞれデザイナーが参加し、各製品を共同で設計した。
ラインアップは、アナログスティック型スツール、ラウンジチェア、キャスター付きTVスタンド、キャスター付きサイドテーブル、モニタースタンド、収納付きノートPCサポート、コントローラー用ディスプレイボックス、方向パッド型クッション、方向パッド型プレートの9製品で構成される。
ゲーム中に必要な機器を使いやすい位置へ移動し、遊び終わった後は収納したり普段の家具として使ったりできることが共通のテーマとなっている。ホワイト、ブラック、ベージュを中心とした配色に、Xboxを象徴するグリーンを収納部分やアクセントとして取り入れた。
■アナログスティックの3Dモデルをスツールに応用
コレクションを象徴する製品が、Xboxコントローラーのアナログスティックをモチーフにしたスツールだ。IKEAのデザイナー、David Wahl氏がアナログスティックの形を小型のスツールに見立てたことから開発が始まった。
Xboxのデザインディレクターを務めるElliot Hsu氏らは、コントローラーのオリジナル3Dモデルを参照しながら、スツールの比率、表面の質感、座面の曲線、安定性を調整した。コントローラーの形をそのまま拡大するのではなく、アナログスティックらしさを残しつつ、家具として快適に使える形へ再設計している。
底面は丸みを帯びており、座った人の動きに応じて全方向へ傾く。座面の縁には、Xboxコントローラーのアナログスティックに使われている凹凸のあるグリップを思わせるパターンを採用し、着座した人の体を支える役割を持たせた。カラーはブラックとグリーンが用意される。
■遊ぶ場所へ移動できるTVスタンド
キャスター付きTVスタンドは、ゲームをする場所に合わせてテレビや関連機器を移動できる製品だ。背面にはゲーム機、ケーブル、周辺機器などをまとめて置ける収納スペースを備え、使い終わった後はスタンドごと別の場所へ移動できる。
フレームには円筒形ではなく角型の金属部材を採用した。IKEAのデザイナー、Lukas Bazle氏によると、オフィス用機器のような外観になることを避け、家庭内の家具としてなじむデザインを目指したという。
キャスター付きサイドテーブルも、プレイヤーが座る場所へ移動して使える。コントローラーなどを置く天板に加え、スライド扉の内側に機器を充電するためのスペースを設けている。
■ゲーム用品を隠して日常の空間へ戻す
収納付きノートPCサポートは、コントローラーやケーブルなどの機器をまとめて片付けられる木製ボックスだ。ふたはノートPCを置く台としても使用でき、ダイニングテーブルを一時的なプレイスペースとして使った後、中身を収納して通常の食卓へ戻せる。
モニタースタンドは、1台または2台のディスプレイを見やすい高さに設置するための製品で、下部に収納スペースを備える。スマートフォン、ヘッドホン、コントローラーを置くためのホルダーも用意されている。
コントローラー用ディスプレイボックスには鏡が組み込まれ、コントローラーやフィギュアなどを複数の角度から見せられる。ゲーム用品をしまい込むだけでなく、コレクションとして室内に飾る使い方を想定した。
■異なるプレイ姿勢に対応するラウンジチェア
ラウンジチェアは、ゲームに集中して前傾する姿勢と、体を預けてくつろぐ姿勢の両方を考慮して設計された。片持ち式のフレームを採用し、座面の下にはコントローラーなどを入れられる収納部分を備える。
装飾性の高い製品としては、Xboxグリーンの方向パッド型クッションと、光沢のあるステンレス製の方向パッド型プレートが用意される。いずれもXboxコントローラーの意匠を明確に取り入れながら、クッションや食器として日常的に使える形に仕上げた。
■ゲームをしない時間も部屋になじむデザイン
イクススタビの開発では、プレイヤーだけでなく、一緒に暮らす家族や同居人にとっても使いやすいことが重視された。家庭訪問を通じて、リビングのソファやダイニングテーブルなど、日常生活とゲームが同じ空間で共存する状況も調査したという。
IKEAは2021年にRepublic of Gamersと共同開発したゲーミング家具を展開し、2024年には家庭内のさまざまな場所で使える「BRÄNNBOLL(ブレンボール)」コレクションを発表している。イクススタビも、ゲーム専用家具らしい強い外観より、既存の家具と組み合わせやすい形や配色を重視する流れを引き継いだ。
Xboxのデザイン責任者Carl Ledbetter氏は、ゲームへの没入感にはハードウェアだけでなく、画面の周囲を含む空間も関係すると説明している。IKEAとの協業により、ゲーム機器から部屋全体までを一つの体験として捉えた家具の設計に取り組んだとしている。
■販売時期は市場ごとに異なる
イクススタビは、米国では2026年9月30日、英国やカナダなどでは10月1日から販売される。販売方法、価格、取り扱い製品は市場によって異なる。
IKEAの日本向け公式サイトには「YXSTABY/イクススタビ コレクション」のページが設けられているが、8月27日時点では商品が掲載されておらず、日本での発売日、販売方法、価格は発表されていない。
■注目ポイントQ&A
●イクススタビとは何ですか?
IKEAとXboxが共同開発した、ゲームを家庭内の日常空間へ取り入れるための家具コレクションです。アナログスティック型スツールや移動式TVスタンドなど9製品で構成されます。
●アナログスティック型スツールは実際に傾きますか?
はい。丸みを帯びた底面により、座った人の動きに合わせて全方向へ傾く構造です。Xboxコントローラーのオリジナル3Dモデルを参照しながら、座面の形状や安定性を家具向けに調整しています。
●ゲーム専用の部屋がなくても使えますか?
はい。リビングやダイニングなどの共有空間で使い、ゲームを終えた後は機器を収納できることを重視しています。落ち着いた配色を中心に、既存の家具と組み合わせやすいデザインが採用されています。
●日本でも販売されますか?
IKEAの日本向け公式サイトにはイクススタビのコレクションページがありますが、2026年8月27日時点では商品、発売日、価格は掲載されていません。
元記事: Xbox and IKEA Debut Gaming Furniture at Gamescom That Hides in Plain Sight