相場展望 8月10日号 米国株:イランは革命防衛隊が主導権を握り、強硬対決⇒米国との交渉難航 日本株:4~6月期決算発表で、好決算・上方修正銘柄が軒並み買われる展開
2026年8月10日 23:25
■Ⅰ.米国株式市場
●1.NYダウの推移
●1)8/6、NYダウ▲464ドル安、53,885ドル (日経新聞)
・8/6の米国株式市場でNYダウは前日比▲0.85%安と、6営業日ぶりに反落した。
中東情勢への不透明感がくすぶり、原油相場が上昇したことが投資家心理の重荷となった。
NYダウの高値更新が続いた後で、主力株の一角には利益確定売りも出た。
NYダウは一時▲500ドルあまり下げた。
・ホルムズ海峡の開放に向けた交渉を巡って、イランとオマーンの案はイランがホルムズ海峡を管理する仕組みを目指しているとされる。
イランの国会議員が作成した草案に、米国とイスラエルの船舶の航行を認めない内容が含まれ、米国が拒否したとの報道もあった。
・市場には「合意を待っているが、まったく見通せない状況だ」との声がある。
イエメンの親イラン武装組織フーシが、サウジアラビア軍を攻撃したとも伝わる。
米国原油先物市場ではWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近9月物が+4%あまり上昇する場面があった。
・NYダウは前日までの5日間で+2,750ドルあまり上昇していた。
短期間に大きく上げた銘柄もあり、利益確定や持ち高調整の売りが出た。
原油高を受けて米国長期金利が上昇したことも、株式の相対的な割高感につながった。
・NYダウでは、セールスフォースの下げが目立った。
8/5に幹部人事を公表し、経営体制への不透明感につながったとの見方があった。
8/6までに2026年4~6月期決算を発表した顧客情報管理(CRM)のハブスポットなどのソフトウェア株が急落したことも重荷となった。
・ボーイングやハネウェル・テクノロジーズ、ゴールドマン・サックスも下げた。
社債発行を検討していると伝わったアルファベットも売られた。
・NYダウは高く始まり、前日に付けた最高値5万4,349ドルを上回る場面があった。
個別では、ウォルト・ディズニーやマイクロソフト、シェブロンが高かった。
・ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は前日比▲0.05%安と、小幅に続落した。
8/5夕に2026年4~6月期決算と併せて発表した7~9月期の売上高見通しが市場予想に届かなかった半導体メモリーのサンディスクが下げた。
8/5夕に四半期決算を発表したウエスタンデジタルの下げも大きかった。
・一方、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やブロードコムなど半導体株の一角が買われた。
スペースXも反発した。
・多くの機関投資家が運用目標とするS&P500種株価指数は前日比▲0.17%安と、続落して終えた。
取引時間中には8/4に付けた最高値を上回る場面があった。
●2)8/7、NYダウ+151ドル高、54,036ドル (日経新聞)
・8/7の米国株式市場でNYダウは前日比+0.28%高と、反発して終えた。
米国雇用統計の下振れで米国連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測が後退した。
ハイテクや半導体関連に買いが入った。
・7月の米国雇用統計では、非農業部門の雇用者数が▲2.3万人減と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想+8.3万人増に反して減少した。
5月と6月分は計▲10.3万人下方修正された。
7月の平均時給は前年同月比+3.2%上昇し、伸び率は市場予想+3.5%を下回った。
・市場では「労働市場がインフレ圧力を強める主な要因ではないことを、より裏付ける」との受け止めがあった。
FRBが利上げを急がず、インフレ動向を見極める余地が広がるとの見方につながった。
・米国金利先物市場の値動きから米国金融政策を予想する「フェドウオッチ」では8/7夕時点で、FRBが次回9月会合で政策金利を据え置く確率は6割近くとなり、前日の4割強から上昇した。
米国金利が低下し、株式の相対的な割高感が薄れた。
投資家が運用リスクを取りやすくなり、主力株への買いが広がった。
・決算を発表した銘柄への買いも目立った。
NYダウの構成銘柄ではないが、クラウドサービスのクラウドフレアが大幅高となった。
8/6発表の2026年4~6月期決算が市場予想を上回り、2026年12月通期の収益見通しも上方修正した。
同様に8/6発表の決算が好感されたソフトのアトラシアンは急伸し、関連株にも買いが波及した。
・NYダウは下げる場面もあった。
8/5に最高値を付け、週末とあって持ち高調整や利益を確定する売りも出た。
来週には7月の米国消費者物価指数(CPI)が発表される。
「金融政策を見極めるうえで、物価指標に注目が増している」との声も聞かれた。
・NYダウの構成銘柄では、エヌビディア、アマゾンが買われた。
シャーウィン・ウィリアムズやユナイテッドヘルスも高かった。
半面、ビザやキャタピラー、シェブロンは下落した。
・ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は前日比+1.29%高と、3日ぶりに反発した。
データ分析プラットフォームのパランティア・テクノロジーズやスペースX、半導体関連株の一角が買われた。
8/6発表の決算が好感された半導体のマイクロチップ・テクノロジーは大幅高となった。
・多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は前日比+0.61%高と、3日ぶりに反発した。
4日終値を上回り、最高値を更新した。
●2.米国株 : イランは革命防衛隊が主導権を握り、強硬対決で臨む⇒米国との交渉は難航必死
●1)イランは革命防衛隊が主導権を握り、米国に強硬対決で臨む⇒米国との交渉は難航予想必死
⑴イランのホルムズ海峡開放の条件
➀米国軍の撤退
②米国からの損害賠償
③イランへの脅迫と屈辱の停止
④イランの同盟勢力(レバノン、パレスチナ、イエメン、イラク)に対する攻撃中止
⑤イラン船舶の対する海上封鎖の停止
⑥イラン周辺国からの米国軍撤退
⑦イラン資産の凍結解除
⑵イラン7条件の齟齬
➀イランが米国に対する一方的な要求のみである
②米国が要求する「イランの核廃棄」について、一言も触れていない
③イランの譲歩するべき点がない
⇒ イランに戦闘終結の意思がなく、交渉妥結の落としどころが見えない
⑶イランの強み
➀中国からの支援
・携帯式の対航空機ミサイルの支援
・イラン原油の購入
・外交支援
②ロシアからの支援
・無人機など支援
③国内統治力は強い
・革命防衛隊の経済力はイランGDPの半数をおさえる
・革命防衛隊は圧倒的な経済力で、イラン国軍を上回る武装力を保有
・イランの富の大部分が、イラン指導者と革命防衛隊に集中
・イランの大多数を占める一般国民に対しては、強権で抑え込んでいる
・イラン国内の反体制運動に対しては武器を使ったせん滅に迷いはない
⑷イランは、トランプ米国大統領の弱点を見抜いたうえで、交渉に臨んでいる
➀米国中間選挙で、トランプ共和党の苦戦
・議会上下両院で過半数を維持できなければ、トランプ氏のレイムダック化が進む
・トランプ氏に対するイラン攻撃停止圧力の高まりが期待できる
②米国軍の保有ミサイルが激減し、イラン攻撃力の低下が見込める
③米国軍はイランへの地上部隊派遣を考えていない
・人口93百万人のイランへの地上部隊派遣は、アフガニスタンを上回る損害が予想される
・米国軍の死者数増は、米国内での厭戦気分が高まり、トランプ支持率低下は必死
④ペルシャ湾の湾岸諸国は、イランへの強硬対応で一致していない
・妥結を求め、対イランに宥和的な諸国がある
・湾岸諸国はイランからの攻撃で大規模損害を被りながらも、反撃は限定的
⑸米国・イラン戦闘終結、ホルムズ海峡開放への途は、程遠い
➀革命防衛隊が主導するイランは、米国との停戦・ホルムズ海峡の開放交渉の前段階にすぎないと判断していると思われる
②まだまだ、トランプ大統領の権力低下が続くと見ている
③したがって、トランプ氏のさらなる権力弱体化を待ってからでも、交渉開始は遅くないとイランは判断していると思われる
●2)スペースX、株価大幅下⇒反発、大幅反発になるか?一時的反発なのか? 注目
⑴スペースXの株価推移
・6/12160.95ドル 新規上場、公募価格135ドル
6/16 201.80最高値
7/07 149.47ナスダック100の採用日
7/17 123.99 公募価格135ドル割れ
8/05 108.27 最高値比▲46.3%安、公募価格比▲19.8%安
8/07 133.11 8/6~7に8/5比+22.9%反発
⑵売却制限が8/6から12月にかけて緩和される
・その影響も見据える必要がある。
⑶スペースXと同様に、オープンAIやアンソロピックの超大型IPO案件を控えている
・スペースX株価の動向が、他のIPO案件に影響を及ぼす。
・それが、米国株式市場にも波及する。
そのため、スペースXの株価動向から目を離せない。
●3.米国ハワイトハウス宴会場建設計画、連邦控訴裁判所が即時停止命令(AP通信)
1)議会の承認が必要との訴えを認めた。
●4.トランプ関税の返金処理は7月末時点で15.8兆円に、米国連邦最高裁が違法と判断の「相互関税」など
1)関税徴収の違法分の総額は約1,660億ドル(約26.2兆円)で、約6割に相当する。(ロイター)
●5.米国7月雇用統計は、非農業部門の就業者が前月比▲2.3万人減、予想+8万人増から大きく下回る
1)失業率は4.1%で、前月4.2%から▲0.1%改善した。 (TBS)
2)軟調な雇用統計となったことで、市場では利上げ観測が後退している。
●6.米国失業保険申請19.9万件、予想20.2万件を下回る、労働市場の安定を示唆(ロイター)
●7.アップル、メモリー値下げ交渉、中国CXMTが拒否、iPhone 18 Pro値上げに現実味 (ブルームバーグ)
1)CXMTは韓国のサムスンやSKハイニックスと同等かそれを上回る水準を譲らないとのこと。
強気の背景には、ファーウェイやシャオミといった中国IT大手からの強い需要があるため、CXMTはアップルの要求に応じる理由がないとされる。
2)価格主導権は、IT大手企業からメモリーメーカーに完全にシフトしたとの見方もある。
●8.韓国SKハイニックス、国内2工場に380億ドル投資しメモリー生産増強(ロイター)
1)NAND型フラッシュメモリーは、2028年12月稼働開始。
DRAMは、2029年6月に稼働開始予定。
■Ⅱ.中国株式市場
●.上海総合指数の推移
1)8/6、上海総合+21高、3,900(亜州リサーチ)
・8/6の中国本土マーケットで上海総合指数は、中国経済対策の期待感が相場を支える流れとなり、前日比+0.57%高となり、3日続伸した。
7/15以来、約3週ぶりの高値水準を回復した。
・足元の経済指標が中国景気の鈍化を示唆する内容が多いことを背景に、当局は追加の景気刺激策を打ち出すとの期待が続いている。
7/30に開催された中国共産党中央政治局の月例会議では、これまでの財政・金融政策の効果を高める考えが示された。
市場では、7~9月期に金融緩和が打ち出されるとの見方もある。
・ただ、株価指数の上値は限定的である。
米国・中国の通商対立が不安材料だ。
中国商務部は8/5、ドローンや関連部品、技術などの米国向け輸出に関する審査を厳格化すると発表した。
同日に適用する。
米国政権が先月、中国新疆ウイグル自治区での強制労働に関与したとして新たに43社の輸入禁止措置を取ると発表した。
対抗措置と見られている。
・株価指数は安く推移する場面もあった。
・業種別では、
ハイテクの上げが目立つ。
産金もしっかり。
エネルギー、軍需産業、銀行、不動産なども買われた。
半面、
医薬は冴えない。
消費、公益、自動車、空運も売られた。
●2)8/7、上海総合+39高、3,940(亜州リサーチ)
・8/7の中国本土マーケットで上海総合指数は、前日までの好地合いを継ぐ流れとなり、4日続伸した。
7/15以来、約4週間ぶりの高値水準を回復した。
・7月の中国景況感指数が下振れしたことなどを背景に、当局は景気対策を急ぐとの観測が広がった。
7/30に開催された中国共産党中央政治局の月例会議では、これまでの財政・金融政策の効果を高める考えが示された。
複数のブローカーが、10月までに金融緩和や追加の刺激策が打ち出されると予想している。
・一方、取引時間中に公表された7月の中国貿易統計は、米国ドル輸出が予想を上回る半面、米国ドル建て輸入は下振れした。
輸入下振れが内需の弱さを連想させた。
・業種別では、
ハイテクの上げが目立つ。
医薬も急伸。
資源・素材、消費、軍需産業なども買われた。
半面、
通信ネットワークは安い。
メディア・娯楽、公益、自動車、銀行・証券も売られた。
●2.中国のインフレ鈍化、7月消費者物価指数は上昇率低下、イラン戦争勃発後初の低下(ブルームバーグ)
1)消費者物価指数(CPI)、7月は+0.5%上昇、6月+1.0%上昇から低下した。
生産者物価指数(PPI)、7月は+3.5%上昇。6月+4.1%上昇を下回った。
2)原油価格の急騰に伴うコスト圧力が和らぎ始めていることが示された。
3)中国は記録的なデフレ局面は脱したものの、物価上昇の勢いは弱い。
中国国内の個人消費が低迷しているため、原油や半導体・金属の国際価格上昇に伴って、生産コストが膨らむなかでも、企業がその負担を価格に転嫁できる余地は限られている。
■Ⅲ.日本株式市場
●1.日経平均の推移
1)8/6、日経平均▲617円安、65,683円 (日経新聞)
・8/6の東京株式市場で日経平均は前日比▲0.93%安と反落して終えた。
前日の米国ハイテク株安や、8/6の韓国株の下落を受け、このところ上昇基調を強めていた人工知能(AI)・半導体関連銘柄への利益確定売りが優勢だった。
日経平均の下げ幅は午前に▲1,300円を超え、節目の6万5,000円を下回る場面があった。
ただ、その後は海外短期筋などによる日経平均先物への買いが目立ち、日経平均は徐々に下げ渋った。
・8/5の米国株式市場でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数や主要な半導体銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が下落した。
7~9月期の売上高見通しが市場予想を下回った半導体メモリーのサンディスクは時間外取引で大幅安となり、東京市場でも半導体株の売りを促した。
サンディスクとメモリーを共同開発するキオクシアのほか、アドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクG(SBG)の4銘柄の下落が日経平均を▲850円ほど押し下げた。
・8/6大引け後のソフトバンクG(SBG)の2026年4~6月期決算発表を見極めたいとの雰囲気も様子見姿勢を強めた。
「SBG株が、6月上旬の上場来高値を付けた後の急落から戻りを試す展開が続くのか見極めたい投資家も多い」との指摘があった。
・一方、バンナムや東レ、キッコーマンなど好決算を発表した企業の大幅な上昇も目立った。
中東のホルムズ海峡の封鎖解除への期待から原油価格が下落しており、企業業績の改善につながるとの見方が食品や小売など内需関連株の買いを誘った。
AI半導体株についても、「ハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)の好決算をきっかけに急ピッチで上げてきたため、今日はスピード調整となったが、戻り基調は変わらない」といった強気な声も根強かった。
・東証株価指数(TOPIX)は+0.24%高と、3日続伸した。
JPXプライム150指数も+0.31%高と続伸して終えた。
・東証プライムの売買代金は概算で9兆6,880億円、売買株数は26億7,117万株だった。
東証プライムの値上がり銘柄数は1,130と、全体の7割強を占めた。
値下がりは401と4分の1にとどまった。
横ばいは25だった。
・個別銘柄では、イビデンやフジクラ、TDKが下げた。
一方、ファーストリテイやオムロンは上げた。
●2)8/7、日経平均▲76円安、65,606円 (日経新聞)
・8/7の東京株式市場で日経平均は前日比▲0.12%安と、小幅に続落した。
8/6に四半期決算を発表したソフトバンクG(SBG)が下落したほか、公表した2027年6月期の純利益見通しが市場予想を下回ったレーザーテクも急落し、日経平均の下げ幅は▲1,000円を超える場面があった。
・レーザーテクは一時▲14%あまり下げた。
8/6発表の今期の連結純利益の予想は前期比+16%増の900億円だった。
市場予想968億円に届かず、売りに押された。
8/6発表の2026年4~6月期の連結決算(国際会計基準)が減益だったSBGは一時▲6%安、2026年4~6月期の連結純利益(米国会計基準)が前年同期から▲3割減となった富士フィルムも▲18%安となる場面があり、日経平均を押し下げた。
・総務省が8/7発表した6月の家計調査で、2人以上の世帯の消費支出は1世帯あたり29万886円で、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比▲3.3%減少した。
減少は7ヵ月連続。
QUICKがまとめた市場予想の中央値は+1.0%増だった。
国内の消費が力強さを欠いており、企業業績に影を落とすとの見方も、日本株の売りを促した面がある。
・日経平均は上昇する場面もあった。
14時に2027年3月期の連結純利益の見通しを大きく上方修正したフジクラは一時+14%上昇した。
市場では「手元資金が豊富な個人は投資余力が大きい。
決算発表と併せて業績見通しを引上げた銘柄には押し目買いが入りやすい」との見方があった。
バンダイナムコやコナミ、任天堂などのゲーム関連株の上昇も、日経平均を下支えした。
・東証株価指数(TOPIX)は+0.47%高と、4日続伸した。
JPXプライム150指数も+0.65%高と、3日続伸して終えた。
・東証プライムの売買代金は概算で10兆8,960億円、売買株数は28億7,610万株だった。
東証プライムの値下がり銘柄数は582、値上がりは939と全体の6割を占め、横ばいは35だった。
・個別銘柄では、アドバンテストや東京エレクトロンなどの半導体関連が軒並み安となった。
村田製作所や太陽誘電などの電子部品株も下げた。
一方、大塚と中外製薬は上げた。
●2.日本株 : 4~6月期決算発表シーズンで、好決算・上方修正銘柄が軒並み買われる展開
1)日経平均の日中の動き
⑴8/6の日経平均
前日終値 (66,300円)
始値 ▲404 米国SOX安を反映し半導体株安
高値 ▲317
安値 ▲1,358 半導体・AIを中心に利益確定売り
終値▲617 海外短期筋と、好業績内需株の買いで下げ渋る
(65,683円)
・米国半導体株指数(SOX)安が波及して、日経平均は売られたが、好決算発表銘柄に買いが入って終えた。
⑵8/7の日経平均
前日終値 (66,683円)
始値 +63 米国株高が波及
安値 ▲1,032 AI・半導体株の利益見通しが予想下回り、売られた
高値 +307 業績の上方修正銘柄を中心に買いが入った
終値▲76 半導体・電子部品の下げに押された
(65,606円)
・半導体関連銘柄が軒並み売られたが、好決算発表銘柄を中心に買いが入り、下げ渋った。
●2)日経平均を動かす、寄与上位5銘柄の状況
⑴8/6、日経平均▲617円安に占める寄与上位5銘柄の寄与額▲953円安、占有率154.45%
銘柄 寄与額 下落率 株価下落幅
東京エレクトロン ▲324円安▲ 5.50%安 ▲3,220円安
ソフトバンクG ▲212 ▲ 4.41 ▲ 263
アドバンテスト ▲191 ▲ 2.34 ▲ 790
キオクシア ▲130 ▲ 10.24 ▲5,560
フジクラ ▲ 96 ▲ 9.40 ▲ 477
合計 ▲953
⑵8/7、日経平均▲76円安に占める寄与上位5銘柄の寄与額▲521円安、占有率6.85倍
銘柄 寄与額 下落率 株価下落幅
アドバンテスト ▲179円安▲ 2.25%安 ▲ 740円安
ソフトバンクG ▲115 ▲ 2.51 ▲ 143
東京エレクトロン ▲ 83 ▲ 1.50 ▲ 830
レーザーテック ▲ 79 ▲ 13.55 ▲5,870
冨士フィルム▲ 65 ▲16.55 ▲ 642
合計 ▲521
・プラス寄与上位は、フジクラ+118円、バンダイナムコ+52円、ファーストリテイ+34円、リクルート+32円、KDDI+32円。
プラス寄与上位5銘柄の合計は+268円。
●3)4~6月期決算発表シーズンで、好決算・上方修正銘柄が軒並み買われ下支えする展開
⑴日経平均225EPS(1株当たり純利益)の推移
7/29 3,516円
8/07 3,787
差異 +271円
上昇率 +7.70%上昇
⑵好決算発表でEPS(1株当たり利益)が上昇し、その銘柄に買いが入り買い支えが顕著
⑶決算発表シーズンは今週まで、来週以降に備えを
●3.出光興産、4~6月期純利益+2,175億円、前年同期比8倍、原油高が追い風 (テレ朝)
●4.レゾナック、2026年12月期純利益見通しは3.8倍の+1,125億円、AI市場拡大で (ロイター)
■Ⅳ.注目銘柄(投資は自己責任でお願いします)
・4307 野村総合研究所 業績は前年比3.07倍
・7564 ワークマン 業績好調
・7733 オリンパス 業績好調
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