三井住友信託銀行、インドHDFC系の住宅開発ファンドに出資―中所得層向け住宅に投資
2026年11月8日 23:37
三井住友信託銀行は6日、インドのHDFC Capital Advisors(本社・ムンバイ)が運営する住宅開発ファンドに出資したと発表した。HDFC Capitalは、インド有数の民間金融グループであるHDFCグループに属する不動産アセットマネジメント会社。三井住友信託はこの出資をきっかけに、HDFCグループとの協業を幅広い分野で進める。同グループの知見やネットワークを活用し、インドで新たな金融ビジネスを生み出すことを目指す。
出資先は「HDFC Capital Development of Real Estate Affordable and Mid-Income Fund(H-DREAMファンド)」で、インドで設立された。投資対象は、アフォーダブル住宅(手頃な価格の住宅)と中所得者層向け住宅の開発案件。目標とするファンド規模は425億インドルピー(約701億円)で、上限は850億ルピー(約1402億円)。円換算は発表時点のレートによる。
HDFC Capitalは、インド国内の住宅開発プロジェクトに投融資しており、中間所得者層までの住宅分野に力を入れている。住宅需要の拡大に伴う社会課題の解決に取り組む。あわせて、国際的なグリーンビルディング認証制度「EDGE」の取得を進め、持続可能な住宅開発にも力を注ぐ。同社はインド証券取引委員会(SEBI)と国際金融サービスセンター機構(IFSCA)に登録された複数のオルタナティブ投資ファンドを運用している。各ファンドを合わせた投資プラットフォームの総額は約50億ドル(約7920億円)。
三井住友信託銀行は、エネルギーや不動産、船舶、航空機などの社会・産業インフラを対象とする「リアルアセット」領域を重点的に強化している。投融資で培った知見と目利き力を生かし、持続可能な社会の実現につながる投融資の機会を増やす方針だ。