ソニー、初代ウォークマンの意匠を継ぐUSB-Cヘッドホン「MDR-3R」 11月20日発売
2026年11月7日 20:27
ソニーは11月6日、初代ウォークマン付属ヘッドホンのデザインと音づくりを受け継ぐUSB-C有線ヘッドホン「MDR-3R」を発表した。日本では2026年11月20日に発売し、Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」とのコラボレーションモデルも同時に数量限定で販売する。
■初代ウォークマンのデザインを現代へ
MDR-3Rの原点は、1979年に初代ウォークマン「TPS-L2」とともに登場したヘッドホン「MDR-3」シリーズだ。ソニーが今回「MDR-3」と総称するモデルのうち、TPS-L2の発売時に付属した製品の正式名称は「MDR-3L2」だった。
初代ウォークマンと付属ヘッドホンは、音楽を屋外に持ち出して楽しむ文化を広げた。MDR-3Rは、屋内外で自由に音楽を聴くという設計思想とコンパクトな外観を継承し、接続方式や操作性を現在の利用環境に合わせて更新した。
本体は耳に載せて使う開放型のオンイヤー設計で、質量はケーブルを除いて約38g。ソニーは、初代の軽快な装着感を受け継ぎ、長時間のリスニングにも配慮したとしている。
通常モデルの本体色はシルバーで、交換可能なブルーとオレンジのイヤーパッドを同梱する。パッケージや取扱説明書にも当時のデザインを取り入れ、本体だけでなく開封時にも初代を思わせる仕上がりとした。
■USB-C接続と新設計の23mmドライバー
接続端子は、初代のアナログプラグからUSB-Cへ変更した。USB Audio Class 1.0に対応するスマートフォンやPC、タブレットなどと接続でき、ヘッドホン本体の充電やBluetoothのペアリングは不要だ。
ソニーによると、対応機器に接続するだけで音楽や動画の音声を楽しめる。機器やOS、アプリによっては設定が必要になる場合や、一部機能が動作しない場合がある。また、同社はウォークマンとの接続を推奨していない。
約1.2mのケーブルには、通話用マイクとリモコンを搭載する。手元で再生や停止、曲送り、音量調整などができ、ハンズフリー通話にも対応する。
音を生み出すドライバーユニットは、当時の設計資料を基に、初代と同じ23mm口径で新たに設計した。ソニーは、オリジナルに近い音質と自然でバランスの良いサウンドを目指しつつ、現代の音楽コンテンツに合わせて調整したと説明している。
環境面では、製品に使用するプラスチックの約25%を、重量比で再生プラスチックとした。個装パッケージにもプラスチックを使用しない仕様を採用しており、この対象範囲にはコーティング材や接着材を含まない。
■「ストレンジャー・シングス」モデルも国内同時発売
「MDR-3R ストレンジャー・シングスエディション」は、1980年代を舞台とする作品の世界観と、ウォークマンに代表されるポータブル音楽文化を組み合わせたモデルだ。ソニーによると、マックスを象徴するヘッドホンスタイルと、作中の異世界「裏側の世界」から着想を得た。
ブラックのヘッドバンドには「STRANGER THINGS」のロゴを刻印し、レッドとブラックの交換用イヤーパッドを同梱する。専用パッケージにも作品をイメージしたグラフィックや色を採用した。
日本では両モデルとも11月20日発売予定で、価格はオープン。11月6日のソニー発表による税込みの市場推定価格は、通常モデルが8,000円前後、コラボモデルが10,000円前後となる。コラボモデルはソニーストアで数量限定販売する。
米国のソニー公式販売サイトでは、11月7日時点で通常モデルを59.99ドル(約9480円)、コラボモデルを79.99ドル(約1万2600円)と案内している。日本では11月6日から、ソニーストアの銀座、札幌、名古屋、大阪、福岡天神の各店舗で先行展示を行っている。
元記事: Sony Revives the Walkman Headphones With the New MDR-3R Wired Headset With USB-C Connector