三洋貿易、インドの認知症ケア分野で新技術活用へ、現地団体と基本合意書締結
2026年11月4日 14:30
■インドのヘルスケア企業AASIZAHを代表とするコンソーシアムを設立
三洋貿易<3176>(東証プライム)は、資本業務提携先のジョージ・アンド・ショーン(東京都渋谷区)とともに、インドのヘルスケア企業AASIZAH Health Ecosystems Private Limited(AASIZAH)を代表とするコンソーシアムを設立し、インドにおける認知症ケア領域での新技術活用に向けた取り組みを開始した。あわせて、インド・チェンナイで開催された認知症カンファレンス「DemCon2026」において、認知症患者と家族介護者を支援する非営利団体Dementia India Alliance(DIA)と、認知症および関連サービスの課題解決につながるソリューション開発を目指す基本合意書を締結した。
同コンソーシアムはAASIZAH、ジョージ・アンド・ショーン、三洋貿易の3者で構成される。AASIZAHは「予防的でつながりのあるケア」の実現を目指し、人やサービス、テクノロジーを結び付けるヘルスケアエコシステムの構築を推進しており、今回の取り組みでも代表企業として現地での活動を主導する。
一方、ジョージ・アンド・ショーンは、見守りタグ兼アプリ「biblle(ビブル)」の開発で培ったビーコン技術やAI技術を活用し、認知症や軽度認知障害(MCI)の早期検知サービスの開発を進めている。今回の協業では、同社が開発する日常会話中の表情や音声の変化を活用した認知機能関連技術について、インドでの活用可能性を検討する。
三洋貿易はこれまでの海外事業開発や市場開拓の経験を生かし、事業化に向けた連携を支援する役割を担う。AASIZAHは現地のデジタルプラットフォーム構築や実装に関する知見を提供し、ジョージ・アンド・ショーンは認知機能分野の技術を提供することで、インドの多様な言語や文化、医療環境に適した認知症ケアサービスの実現を目指す。
今後は具体的なソリューションの検討や技術検証、サービス実装に向けた協議を進める。三洋貿易は国内外のパートナーとの連携を通じ、認知症ケアをはじめとする社会課題の解決に貢献するとともに、高齢化社会における新たな価値創出を加速させる考えである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)