20万円以下で買える 9月権利の連続増配株
2026年9月12日 11:00
9月は、中間配当の権利確定を迎える企業が多い。なかでもNISAで長期保有するなら、配当を継続して増やしている「連続増配株」はチェックしておきたい。
2026年9月末権利の銘柄は、9月28日が権利付き最終日となる。今回は、9月30日に中間配当の権利が確定し、100株を20万円以下で購入できる連続増配株3選を紹介する。株価と配当利回りは9月10日終値をもとに算出。
■三菱HCキャピタル 約13万8,000円から
長期間の増配実績を重視するなら、三菱HCキャピタル(8593)に注目だ。
2027年3月期の年間配当は51円を予定し、前期の46円から5円増配。28期連続増配を見込む。2022年3月期の28円と比べると、5年間で配当は約1.8倍に増えた。中間配当は1株25円を予定しており、100株なら9月権利分は2,500円となる。
増配を支えるのが、安定した利益と株主還元の強化だ。2026年3月期の最終利益は1,622億円となり、4期連続で過去最高益を更新した。新たな中期経営計画では、配当性向の目安を従来の40%から45%以上へ引き上げている。
9月10日終値は1,380.5円。100株なら約13万8,000円で、予想配当利回りは約3.7%となる。
■野村不動産HD 約9万1,000円から
投資額を抑えながら高めの配当利回りを狙うなら、野村不動産ホールディングス(3231)が候補になる。
2027年3月期の年間配当は44円を予定し、前期の40円から4円増配。15期連続増配を見込む。中間配当は22円の予定で、100株なら9月権利分は2,200円となる。
株主還元方針も明確だ。野村不動産HDは総還元性向40~50%を目安とし、年間配当はDOE(株主資本配当率)4%を満たす水準を下限としている。配当の安定性を高めながら、利益成長に応じた還元を目指す方針だ。
9月10日終値は907.5円。100株なら約9万1,000円で、予想配当利回りは約4.8%となる。
■テイ・エス テック 約17万9,000円から
配当利回りの高さで選ぶなら、自動車用シート大手のテイ・エス テック(7313)に注目したい。
2027年3月期の年間配当は92円を予定し、前期の90円から2円増配。15期連続増配を見込む。中間配当は46円の予定で、100株なら9月権利分は4,600円となる。
2026年3月期は減収減益となったが、株主還元では「業績に左右されない、継続的かつ安定的な還元」を基本方針としている。2027年3月期から始まった第16次中期経営計画でも、DOE3.5%以上を目標に設定した。
9月10日終値は1,792.5円。100株なら約17万9,000円で、予想配当利回りは約5.1%となる。
連続増配株でも、今後の増配が保証されているわけではない。過去の増配実績に加え、業績や株主還元方針も確認し、NISAで長期保有できる銘柄かを見極めたい。(記事:中村葵・記事一覧を見る)