カシオ「PRO TREK PRJ-01AE-8」が米国発売、32gの3針モデルに全面蓄光ダイアルとカラビナ

2026年8月25日 19:56

カシオ計算機のアウトドアウオッチ「PRO TREK(プロトレック)」の日付表示付き3針モデル「PRJ-01AE-8」が米国で発売された。価格は230ドル(約3万6,570円、1ドル=159円換算)。

日本では「PRJ-01AE-8JR」として2026年7月10日に発売され、価格は3万1,350円。トリプルセンサーやデジタル表示、Bluetooth連携を搭載せず、ソーラー充電、10気圧防水、全面蓄光ダイアルといった基本機能に絞った小型モデルだ。

■センサーを省いた日付表示付き3針モデル

PRO TREKでは、方位、気圧、高度、温度を計測できるモデルが展開されてきた。一方、PRJ-01シリーズは、ハイキングやトレッキングを気軽に楽しむ層を想定した「Hiker Line」の製品として、視認性と扱いやすさを重視している。

シリーズの先行モデル「PRJ-B001」は、アナログ針と液晶表示を組み合わせ、Bluetoothによるスマートフォン連携やタフソーラーを備えていた。PRJ-01は液晶表示やBluetooth連携を省き、時刻を示す3本の針と日付表示窓だけを配置した、より簡潔な構成である。

ケースサイズは縦44.4×横39.1×厚さ11.6mmで、質量は32g。PRJ-B001の横幅46mmより小型で、手首が細い人にも合わせやすいユニセックスサイズに仕上げられている。対応する手首周りは145~190mmだ。

■光を通す全面蓄光ダイアル

PRJ-01の大きな特徴が、ホワイトの全面蓄光ダイアルである。ヘッドライトや室内灯などの光を蓄え、暗い場所でダイアル全体が発光する。針とインデックスにはコントラストの高い色を使い、暗所に加えて日中の屋外でも時刻を読み取りやすくした。

ダイアルには光を透過する構造が採用され、文字盤の下に配置されたソーラー発電部へ光を届ける。カシオによると、蛍光灯のわずかな光でも発電でき、定期的な電池交換の手間を軽減するという。

LEDライトや自動点灯機能は搭載されていないため、暗所での視認性はダイアルが事前に受けた光の量や経過時間によって変わる。夜間に使用する場合は、ヘッドライトなどの光をあらかじめ当てておく使い方が想定されている。

フル充電から運針が停止するまでの駆動時間は約5カ月。充電量が低下すると秒針の動きで知らせるバッテリー充電警告機能も備える。

■ロータリーガードベゼルでりゅうずを保護

ケースには、PRJ-B001から受け継いだ「ロータリーガードベゼル」を採用した。通常位置ではりゅうずがベゼル内に隠れ、不意の操作を防ぐ。ベゼルを45度回転させると右下にりゅうずが現れ、時刻と日付を調整できる仕組みだ。

ベゼルの回転に連動するカラー表示により、ロックとアンロックの状態も確認できる。プッシュボタンを設けず、設定操作をりゅうずに集約した3針モデルに適した構造となっている。

基本性能は10気圧防水で、風防には無機ガラスを採用する。精度は平均月差±20秒。時刻表示は時針、分針、秒針の3針で、日付表示を備える。

ケース、裏蓋、バンドの主な樹脂部品にはバイオマスプラスチックを使用している。カシオは、環境負荷低減への貢献が期待される素材として、同素材を複数の腕時計製品に採用している。

■腕と装備品で使い分けられる2WAY仕様

PRJ-01AEには、ソフトウレタンバンドに加えて交換用カラビナアタッチメントが付属する。引き通し式のバンドを工具なしで取り外し、カラビナへ交換すれば、バックパックやウェアなどの装備品に取り付けられる。

腕に着けたままでは時刻を確認しにくい場合や、手袋や重ね着によって腕時計を装着しづらい場面でも、携行方法を変更できる。バンドの余った部分は内側に収まる構造で、袖口との干渉にも配慮した。

日本では、グレーとライトブルーを組み合わせた「PRJ-01AE-8JR」のほか、ホワイトとオレンジの「PRJ-01AE-7JR」も3万1,350円で販売されている。カラビナが付属しないブラックとイエローの「PRJ-01-1JF」は2万5,300円だ。

センサーによる環境計測やスマートフォン連携よりも、小型軽量、読みやすさ、電池交換の手間を減らせるソーラー駆動を優先した構成である。ライトハイクやキャンプ、日常使いを想定した、Hiker Lineの選択肢となる。

■注目ポイントQ&A

●GPSや方位計、気圧計などのセンサーは搭載されていますか?

搭載されていません。PRJ-01AE-8は、時刻と日付を表示する3針モデルです。公式仕様にはGPS、方位計、気圧計、高度計、温度計、Bluetooth連携は記載されていません。

●暗い場所ではどのように時刻を確認しますか?

文字盤全面が光を蓄えて発光する全面蓄光ダイアルを採用しています。LEDライトは搭載されていないため、夜間に使う場合はヘッドライトや室内灯などの光を事前に当てておくと確認しやすくなります。

●ソーラー充電でどのくらい駆動しますか?

公式仕様では、フル充電から運針が停止するまでの駆動時間は約5カ月です。蛍光灯の光でも発電でき、充電量が低下するとバッテリー充電警告機能が作動します。

●PRJ-B001との主な違いは何ですか?

PRJ-B001は横幅46mmのアナログ・デジタルモデルで、Bluetooth連携や各種時計機能を備えています。PRJ-01AE-8は横幅39.1mm、質量32gの3針モデルで、液晶表示やBluetooth連携を省き、全面蓄光ダイアルと交換用カラビナを採用しています。

●日本では購入できますか?

日本では「PRJ-01AE-8JR」として2026年7月10日に発売されています。メーカー希望小売価格は3万1,350円です。

元記事: Casio Ships First Fully Analog Pro Trek in US, Swapping Sensors for Solar Simplicity

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