M&Aで拡張するプラットフォーム企業、じげんの成長構造
2026年6月15日 13:48
じげん(3679、東証プライム市場)を会社四季報は「求人や不動産等の情報を一括検索する集約的サイトを展開。成果報酬型課金に強み。M&A積極」と伝え、業績欄の見出しを【堅調】としている。
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2006年に設立、08年にライフメディカルサポート事業として、転職情報検索サイト「転職EX」サービスを開始。歴史をスタートさせた。
ホームページではいま「ライフサービスプラットフォームでは、複数のインターネットメディアの情報を統合し、一括して検索・応募・問い合わせができるEXサイト。特定の業種や地域の企業情報をパーティカルに集約した特化型メディアやリアルサービス。提携先メディア企業へのソリューションなど複数のビジネスモデルを展開している」としており、EXサイトは両手の指数では到底数えきれないサイトに及んでいる。
確かに収益動向は堅調。2024年3月期は「24.3%増収、12.2%営業増益、6.5円配」-25年3月期「9.5%増収、4.9%増益、10.5円配」-前期「14.8%増収、4.5%増益、11円配」。今27年3月期は「14.6%増収(335億円)、8.8%増益(64億3000万円)」計画。
活発なM&Aは「上場来35件(累計投資額約230億円/投資額回収期間約3~5年)」。今期を初年度とする31年3月期の中計でも「売上高500億円超、営業利益90億円超」を、掲げている。
ただ“じげん”を語る時に大事なのは、創業者社長の平尾丈の存在。自身、こんな風に振り返っている。
「祖父が起業家だった。父が継いだがあえなく倒産。父はなかなか定職につかず母が公文式教室をフランチャイズで経営、生活を支えた。自分は家にあった公文のプリントで勉強した。それなりの成績を残した。
中高一貫の学校に進み、裕福な家庭の子にまざり“世の中のリアルに平等ではない”と常に思っていた。
あるTV番組で、IT系の学生起業家を知った。祖父の血か、とても眩しく感じられた。慶応大学に身を置き在学中に有名企業の会社員/政治家/起業家など1万人超の著名人に会うための企画をたて、実施した。
学生起業家としてITベンチャーを立ち上げ軌道に乗せ、東京都中小企業振興公社主催の学生起業家選手権で優秀賞を受賞した。学生時代に2社を創業した・・・」。
リクルートに就職。起業した代表として、リクルートの業の新たな立ち上げにもかかわり、じげんの前身を創業した・・・。
起業家が立ち上げたじげんのビジネスモデルには、前記の通り、「起業」の匂いがプンプンとする。
本稿作成中の株価は、300円台終盤。IFIS目標平均株価700円。さて・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)