訪問看護をドミナント戦略で展開、Recovery Internationalを取り巻く環境とは

2026年4月23日 13:59

 Recovery International(9214、東証グロース)。看護師やリハビリ職による、訪問看護が主。1拠点11人体制でドミナント戦略を展開。4月15日にも豊島区(人口約29万人、65歳以上5万人超)に、都内では33拠点目となる千川事務所を開設。

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 看護師の確保が生命線となる。収益動向を振り返る限り、ドミナント戦略は順調な歩みと捉えられる。コロナ禍で苦しんだが、2022年12月期には「23.4%増収、6.2%営業増益」に転じ以降は「15.9%増収、2.8%減益」-「27.3%増収、20.3%増益」-連結化第1期目の25年12月期は「26億8900万円、2億300万円」-今26年12月期は「27.5%増収(34億3000万円)、6.0%増益(2億1500万円)」計画。

 時として、介護施設で幸いにも天命を全うして旅立った父親の生前の顔が浮かび、実態を認識していただけに「介護関連業界の人手不足⇔人材確保」が気になりをチェックしてきた。<求人ボックス>を時おり、「その種の求人情報はないか」と覗いていた。

 4月15日にRecovery Internationalの相次ぐ求人情報に出会った。ドミナント戦略に即した詳細なエリアの求人情報が掲載されていた。両手では足りないエリアでの情報だった。

 文面に多少の差異はあったが訴求している内容は、概ねこんな具合。『月給37.6万円~、賞与あり、昇給あり、正社員、日勤常勤、正看護師』。通常の介護士の求人情報に比べ「優遇」と感じた。

 Recovery Internationalに関しては、それなりに世の中に認識されていると思う。

 Financial Times社とStatista社が共同で実施している「アジア太平洋地域急成長ランキング」で、2023年から26年まで4年連続「ヘルスケア・ライフサイエンス」部門で国内1位を得ている。全業種の総合ランキング388位(国内60位)。アジア太平洋の14の国・地域に本社を置く企業を対象に「直近過去4年間の売上高年平均成長率」を調べ成長の著しい上位500社をランク付けしている。

 また内閣府の2019年高齢者白書では、「60歳以上の男女に、現在住んでいる地域に住み続ける予定があるか」という問いに、93.1%が「ある」と答えている。「60歳以上の日本人に、万一治る見込みのない病気になった時、最期を迎えたい場所はどこか」に、「51%」が自宅としている。

 Recovery Internationalは2022年3月に公開価格3060円に対し、初値2640円で生まれた。昨夏の1700円超から今年2月5日の1332円まで右肩下がりで推移。3月上旬に1500円水準まで戻した後の調整場面。さて・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る

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