空き家問題と真っ向勝負:AlbaLinkの創業者はこんな御仁
2026年4月12日 21:23
AlbaLink(5537、東証グロース)。空き家を主に瑕疵不動産を買取、投資家に転売が主事業。空き家問題が社会問題化される中「問題の解決」を謳い、昨年12月に上場。
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公開公募価格1300円に対し4割方上値の初値1850円で生まれた。時流を反映した、と言える。
総務省は「居住目的のない空き家は2030年に、470万戸に増加する」としているが、AlbaLinkでは長期ミッシンとして「2100年、空き家ゼロ」を打ち出している。
ビジネスモデルは「空き家買取」-リフォーム後「民泊・賃貸として運営」-「投資家に売却(約8割)」。
公開直後の初決算:2025年12月期は「50.6%増収、137.2%営業増益」。上場直前期から一段の増益率を示した。今期計画は「31.6%増収(107億8100万円)、34.3%増益(17億6000万円)」。
ホームページを覗いた。興味深かったのが、『(創業者社長)河田(憲治)個人の単なる自己紹介記事』。河田氏自らが、創業に至る経緯を微に入り細に入り語っている。「隣の人は何する人、ぞ」は、人間の最大の?願望。具体的にはこんな具合。
<大学時代に元々独立を見据えていたが、まずは入り口にと就職先を探した。でも惹かれる企業に当たらず、それじゃ自分でやるしかないかといった顛末で起業>。
<そのころの僕にやれることと言えば、インターネットを使った事業。自分がなんとか食べていければ・・・というスタンス。当時やっていたアフィリエイト手法に兆しが見えそれを足掛かりとしてメディアを展開。不動産賃貸業、不動産買取業と領域を変更していった>。
<「若いうちは苦労しろ」とか「寝ないで仕事をしろ」という価値観があまり好きではなく、苦労しないならしない方が良いし、身体を壊したら本末転倒なので睡眠はとった方が良い。ただ起きている時間は仕事にフルコミットし、猛烈に働いた。上手く行ったら横展開しノウハウ化し、ビジネスモデルのネットワークを作り、上手く行かなければPDCAを回し、ひたすら繰り返すことである程度の企業規模まで事業を成長させることができた>。
<起業・経営の魅力は全てにおいて決定権あることかと思う。その分の責任はついて回る。が自分で仮説を立てて、それを試して上手く行き、その構造の中で自分に関わる人の人事権が増えていくのだとしたら、幸せの総量が増えていくのだとしたらこんな楽しいことはないと思う>。
メディア事業を上場企業に売却と同時に2017年、AlbaLinkを設立。39歳の河田氏が率いる企業IPO人気をクリアしたのかどうかはしかと見届け、収益街道の継続いかんが今後の株価動向を決めよう・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)