JR登戸駅改札前に新商業施設「ビーンズ登戸」、13店集めて2026年春開業へ

2025年12月6日 09:58

 JR東日本グループのジェイアール東日本都市開発は、川崎市のJR登戸駅改札前にあったスーパー「味の食彩館のぼりと」跡に2026年春、新商業施設「ビーンズ登戸」(多摩区登戸)を開業する。川崎市登戸行政サービスコーナーが5日に先行開所したほか、飲食、物販の12店が来春登場する。

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 ビーンズ登戸は売り場面積約1,500平方メートル。3層構造の1階に川崎市登戸行政サービスコーナーが開所したのに加え、2階にスーパーの「成城石井」、洋菓子の「オアジス」、「パティスリーアノー」、「フルーツピークス」、ベーカリーカフェの「ブーランジェリー・ジャン・フランソワ」、韓国惣菜の「カンナムキンパ」、鶏惣菜の「はまけい」、和惣菜の「とんかつ和幸」が入る。

 3階はカフェの「タリーズ」、パスタの「トマティーナ」、メガネの「ゾフ」、ヘアカットの「QBハウス」が出店する。

 登戸駅はJR南武線と小田急電鉄小田原線が乗り入れ、1日平均約30万人が利用する川崎市西部の交通結節点。JR改札前では味の食彩館のぼりとが駅利用者や近隣住民の需要に対応していたが、3月で改装のために閉店した。

 ジェイアール東日本都市開発は駅直結ならではの利便性を生かし、暮らしに彩を与える店舗をコンパクトに集めた商業施設を計画、味の食彩館のぼりと跡をリニューアルしている。改装は来春までに完了する予定で、施設は正面の外観に凸凹を持たせたボックスデザインを採用、木目調を基調とした温かみを持つ内装にする。

 さらに、太陽光パネルを設置して自家発電するほか、断熱サッシや高機能ガラスを取り入れて空調機能を効率化する。省エネルギーと太陽光発電で30%以上の1次エネルギー削減を達成し、BELS(建築物省エネ性能表示制度)星5ランクの取得を目指している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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