宮古島のトゥリバー地区、にぎわい施設「Yard miyakojima」完成 2026年4月開業へ

2025年12月1日 16:58

 三菱地所と鹿島建設が沖縄県宮古島市で進めている宮古島トゥリバー地区2期ホテル計画(仮称)で、にぎわい施設となる「Yard miyakojima(ヤードミヤコジマ)」(宮古島市平良久貝)が完成した。隣接地で整備中のリゾートホテルとともに、2026年4月1日に開業する。

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 Yard miyakojimaは、約8,000平方メートルの敷地に建つ鉄筋コンクリート2階建て延べ約1,800平方メートル。沖縄県と東京都を拠点に営業する8店が出店、各店が植栽された中庭を取り囲むように配置される。

 出店店舗は、1階がクラフトビールブルワリー・レストランの「ムエー・ブリューイング」、スペイン料理の「ブランキータ」、カフェ・コンビニエンスストアの「ダグス・コーヒー&マート」、アイスクリーム・コーヒーの「エスアール」。2階は中華料理の「一凛」、スキンケア・コスメの「首里石鹸」、陶芸観光体験の「ラボラトリオ・アルカディア」、水着・雑貨の「アリシアシタン」が登場する。

 隣接地では米ホテル大手のヒルトンが運営する「キャノピーbyヒルトン沖縄宮古島リゾート」が整備中。12階建て施設に310の客室が用意され、宿泊客が沖縄の魅力を探求できるよう後押しする。Yard miyakojimaは地元住民とともに、キャノピー宿泊客の利用も期待している。

 宮古島トゥリバー地区ホテル計画は、訪日外国人観光客の需要がコト消費に移りつつあるのを受けて計画された。宮古島市がまとめたみなとまちづくり基本構想では、リゾートホテルを核に海上交通の拠点となるマリーナや商業施設、海浜公園などを整備し、体験型観光を展開するとしている。

 これに基づき、1期として2023年、客室329のリゾートホテル「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」がオープン、2期計画に移っていた。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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