青山の複合施設「表参道Grid Tower」、2026年2月開業へ ソーホー・ハウスなど

2025年10月3日 08:59

 三井不動産が東京都港区で開発中の複合施設「表参道Grid Tower(グリッドタワー)」(港区南青山)が、2026年2月から順次開業する。英ロンドン発の会員制クラブ「Soho House(ソーホー・ハウス)」が日本初進出するほか、物販、飲食の4店舗も入居、表参道・青山エリアのランドマークを目指す。

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 建設場所は東京メトロ表参道駅から歩いて4分、東京メトロ外苑前駅から歩いて6分の青山通り沿い。施設は高さ160メートル、地下3階・地上38階建て延べ約4万5,500平方メートルで、地下1階と地上1階に店舗、2~10階にオフィス、11~14階にソーホー・ハウス、16~38階に1LDKから4LDKの総戸数109の賃貸住宅が入居する。

 ソーホー・ハウスはロンドンで生まれた国際的会員制クラブ。企業としてクラブやホテル、レストランを運営し、会員をメディア、アート、ファッション業界から選抜している。表参道Grid Towerでは、4タイプ、42の客室とレストランバー、プールテラスなどを備え、会員向けに特別な空間を提供する。

 オフィスは低層階に表参道・青山エリアで最大となる約1,200平方メートルのフロアを配置、ICT事業の三井情報の利用が決まっている。店舗は青山通り側にファッションブランド「23区」の商品に国内外から厳選した商品を加えた「サロン23区」、スペイン発の靴ブランド「バーウィック」、住宅地側にカフェ「ラ・エ・ル」、サラダ専門店の「クリスプ・サラダ・ワークス」が順次オープンする。

 敷地内には高さ3メートル以上の樹木を150本以上植え、豊かな自然を再現、敷地の半分を誰もが自由に出入りできるパブリックスペースとする。施設の南側には歩行者専用道路と緑地広場を設ける。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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