2024年秋に大彗星到来 金星より明るく見える可能性も
2023年5月27日 10:15
現在は一般人にとって彗星はあまりなじみのない存在になっている。だが、今から四半世紀ほど前は、彗星は不思議な天体として広く一般人にも認識されていた。1996年3月に到来した百武彗星(最高光度0等星級)や、1997年4月に到来したヘール・ボップ彗星(最高光度-1等星級)は、多くの人の目を楽しませてくれたが、それ以来日本では誰もが肉眼で見られる彗星の到来はなく、現在ではその記憶も忘れ去られつつある。
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だが、久々に彗星が脚光を浴びることになりそうだ。というのも、今年はじめに発見された紫金山-アトラス彗星(C/2023 A3)が、その後の観測により、2024年10月ごろ地球に接近し、最大光度が-5等星級になると予想されているからだ。
もしこの予想が的中すれば、2024年の秋は日本中が彗星の話題で持ちきりになることは間違いない。-5等星級と言えば、金星の最大光度よりも明るいため、1990年代に日本を沸かせた百武彗星やヘール・ボップ彗星も足元にも及ばないほどの、壮大な天体ショーになるだろう。
とはいうものの、このニュースはネット上でもあまり多くの情報がなく、現時点では少なくとも日本人の多くは関心を持っていない。3月13日にYahooニュース(GIZMOOD配信)で取り上げられ、3月25日と5月21日にForbesで取り上げられてはいるが、その情報がまたたくまに拡散したようにも思えない。これも日本人にとって彗星がほとんど忘れ去られた状態にあるからだろう。はたして今の日本に彗星をキーワード検索する人がどのくらいいるだろうか。
実は彗星には、太陽放射による昇温でガス噴射が起こり、軌道が変化する可能性や、爆発していくつかに分裂する可能性があり、現時点での軌道予測通りに事態が進展していく保証はない。この彗星が2024年の秋ごろ見ごろになるのは間違いないが、-5等星級になるというのはあくまでも現時点での予測で、確定情報ではない。
だが、短い人生の中で彗星を肉眼で見られるチャンスはめったになく、できるだけ多くの人にこの感動を味わってもらうべく、引き続きこの彗星の情報リサーチを続け、新たな進展があれば、ニュースとして積極的に取り上げていきたい。(記事:cedar3・記事一覧を見る)
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