AGCは「EUVマスクブランクス」増産が注目されて出直り強める

2020年7月28日 09:46

■ガラス最大手だが企業イメージの変貌に注目する様子も

 AGC<5201>(東1)は7月28日、3135円(40円高)で始まり、出直りを強めている。27日付で、「EUV露光用フォトマスクブランクス供給体制を大幅増強」と発表。旧社名・旭硝子でガラスの世界的大手だが、企業イメージ変貌に改めて注目する様子がある。

 「グループ会社AGCエレクトロニクスがEUV露光用フォトマスクブランクス(以下、EUVマスクブランクス)の供給体制を大幅に増強することを決定し、本年10月より建屋拡張を含めた増強工事に着工し、2022年より生産を開始する予定」と7月22日に発表した。

 半導体チップ回路パターンの微細化が進む中で、従来の光リソグラフィ技術では限界があり、それに代わる最先端の微細化技術としてEUV露光技術が注目されている。EUVマスクブランクスはこれに用いられる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事

最新記事