東大病院、オンラインによるセカンドオピニオン外来を開始

2020年3月17日 19:27

 東京大学医学部附属病院(東京都文京区)は16日、スマートフォンやパソコンからセカンドオピニオンの相談に応じるオンライン・セカンドオピニオン外来を、4月1日から開始すると発表した。これを利用すれば、地方に住む患者も、経済的負担をかけることなく東大病院の専門医の意見を聞くことができるようになる。受付は16日から開始した。

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 セカンドオピニオンについては、がんや難病など診断が難しく治療法にもいくつかの選択肢があるような病気について、主治医以外の専門医からも意見を聞き、治療法を選ぶ際の参考にすることで、納得して治療を受けるため希望する患者も増えている。

 しかし、セカンドオピニオンに対応できる専門医は、大規模な病院に在籍していることが多く、地方に住む患者にとっては交通費などの負担が大きかった。

 今回、東大病院が始めるのはパソコンやスマートフォンを使ったオンライン診療。医療を中心としたインターネットサービスを展開するメドレー(東京都港区)が開発したシステム「CLINICS(クリニクス)オンライン診療」を使い、テレビ電話形式で診察を行う。

 相談の申し込みは予約制で、まず主治医にセカンドオピニオンを利用することの了解を得たうえで、検査データや診療情報提供書(紹介状)などの作成を依頼。これらの書類とセカンドオピニオン外来申し込みや相談シートを一緒に、東大病院のセカンドオピニオン担当宛てに送付する。すると後日、病院から相談の可否や相談日、追加で必要な資料などについて電話で連絡がある。

 診察はオンラインで行われるので、事前にパソコンやスマートフォンにアプリをダウンロードしておくか、Web上でアカウント登録をしておく必要がある。対象診療科は循環器内科や血液・腫瘍内科、胃・食道外科など18診療科。診察費用は、事前に設定したクレジットカードからの引き落としになる。

 東大病院では「全国どこにいても、自分のパソコンやスマホから専門医によるセカンドオピニオンを受けられるので、移動などによる負担の軽減が期待できる」としている。

 問い合わせは「東大病院予約センター セカンドオピニオン担当」(03・5800・8630)へ。

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