10連騰意識も短期筋は回転が利きづらい状況/後場の投資戦略
2015年5月28日 12:18
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;20609.28;+136.70TOPIX;1676.90;+15.57
[後場の投資戦略]
買い疲れ感を指摘する向きもあるが、日経平均は27年ぶりの10連騰になりそうである。円相場が1ドル124円台に接近してきており、手掛かり材料になりそうである。また、金融セクターが強い値動きをみせていることも、先高期待につながろう。
一方で、中小型株などの値動きは鈍く、主力処に資金がシフトしている状況のようである。ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、ダイキン<6367>、ホンダ<7267>、日東電<6988>などのインパクトも大きい。しかし、寄り付き近辺が高値となっている銘柄も多く、短期筋は回転が利きづらい状況である。先高期待は強いものの、参加しづらいことで、需給が大きく買いに傾きづらい。これが良好な需給につながっていそうだ。(村瀬智一)《FA》