【株式評論家の視点】アニコムホールディングスは一時的悪化をクリアー、成長性を再評価へ
2013年8月30日 10:19
<銘柄の見所>
アニコムホールディングス <8715> (東マ)はここへきてダメ押しの下げを入れ、調整局面にピリオドが打たれそうな状況を迎えている。今2014年3月期の第1四半期は、経常収益こそ43億9400万円(前年同期比14.2%増)と二桁の伸びを示したが、経常利益は1億14300万円(前年同期比51.0%減)と大幅減益に見舞われ、株価の整理を長期化させる要因となった。
ただ、これはあくまでも90%保証商品の損害率の上昇打撃という一時的な要因。2010年10月に顧客還元を高める施策として、90%・70%補償商品の投入や、使用限度日数の撤廃など、補償内容を拡大した。しかし、90%補償商品は、適正な保険診療から大きく乖離する使用状況となり、全体の損害率を引き上げる要因となり、引受を停止した。完全に90%補償の保有がなくなるのは、2013年7月末、この施策により損害率の上昇は止まり、業績も従来の増益路線に復帰する。
そのため、今3月期通期では経常収益181億3600万円(前期比12.1%増)、経常利益10億1000万円(同20.7%増)の増収益が見込まれている。こうした実態への評価はないがしろにされており、足元の悪化を吸収した後は、そうした明るい視点に評価が移行することになりそう。
現在の国内ペット保険市場は約250億円。そのうち同社グループは約64%のシェア(160億円)を持つ。しかし、ペット保険の先進国であるイギリスは既に800億円の市場規模を誇る。イギリスのペット数は日本の半分に過ぎず、日本の市場が育っていくポテンシャルの大きさを示している。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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