【株式評論家の視点】トーソーは省エネ関連株の新たな視点、節電指向が追い風
2012年11月28日 12:51
<銘柄の見所>
トーソー <5956> (東2)はもみ合い離れが期待できる。主力のカーテンレールで省エネ効果を高める関連用品の品揃えを強化したほか、ブラインド類は質感と価格を両立したベーシック商品「コルト」シリーズに、遮熱性と採光性を兼ね備えたスクリーンを追加するなど、顧客の節電志向を背景に売上げを伸ばしている。
今2013年3月期の9月中間決算は、営業利益2億4400万円と前年同期比19.5%の増益を確保し、今3月期通期でも営業利益10億円、前期比28.4%増と大幅増益が見込まれている。2010年3月期に営業利益は2億4200万円に過ぎなかったが、今期は10億円が見込まれるまでに業績は好転の一途をたどっている。
電力料金の引き上げなどで顧客の節電・省エネ指向の流れは今後とも引き継がれる可能性が強い。株価は新たな視点を加えたと言える。PBRは0.5倍と絶対的な割安水準にある。訂正高の余地は大きい。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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