【注目のリリース】マルマエは純利益も黒字に転換の見込みで変貌妙味

2012年10月13日 14:06

■前々期は営業利益が赤字を脱却し、前期は経常利益が黒字化

  中小型液晶パネル加工装置などのマルマエ <6264> (東マ)は12日、前8月期の決算を発表。売上高は前期比12.9%減の11.0億円だったものの、固定費削減効果や新規受注などにより、営業利益は前期の黒字転換から大幅に拡大し、前期比10倍の0.5億円になり、経常利益は黒字に転換し0.2億円に、純利益は赤字が約6分の1に縮小し0.6億円になった。タブレット型パソコンやスマートフォン向けなどの分野で新規顧客への販路拡大や従来顧客への深耕化を行ない、生産性向上により営業利益以下大幅に改善した。

  今期の予想は、前期から試作に取り組んだ案件が順次立ち上がるほか、研究開発用途の試作品受注拡大と併せて、市場環境の悪化に比べては、比較的順調に推移する見通し。太陽電池分野は、政策需要等で産業用の需要が拡大する可能性はあるものの、数値計画上は保守的な見通し。売上高は横ばいの11億円、営業利益は29.0%増の0.65億円、純利益は黒字に転じて0.40億円、1株利益は2292円79銭とした。

  株価は7月に年初来の高値3万7500円があり、その後は2万1000円から2万4000円の間を横ばい小動き。週末12日の終値は、前日比変わらずの2万2600円だった。昨年から事業再生ADRに基づいた事業運営を行なっており、業績の回復が急。まだ1株純資産が赤字のため、大きな上値を見込む動きは少ないものの、変貌妙味の大きい銘柄といえる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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