アールテック・ウエノの前11年3月期業績は増収大幅増益

2011年5月15日 18:29

■和解金9億7200万円を特別利益として計上

  創薬ベンチャーのアールテック・ウエノ <4573> は、13日に前11年3月期業績を発表した。

  売上高42億400万円(10年3月期1.0%増)、営業利益9億9800万円(同37.0%増)、経常利益10億600万円(同37.4%増)、純利益12億4800万円(同87.2%増)と増収大幅増益を達成した。

  医薬品業界では、後発品の普及促進、長期収載薬品の薬価引き下げ等の医療費抑制政策により引き続き厳しい状況にあり、新薬開発が一層重要な課題となっている。

  この様な状況で、同社は製品価値の最大化に向けた販路の再構築や眼科・皮膚科領域における新薬の創出を目指し、積極的に事業活動に取り組んだ。

  その結果、レスキュラ(R)点眼液の売上高は21億8400万円(10年3月期比17.1%減)、慢性特発性便秘症及び便秘型過敏性腸症候群治療薬であるAmitiza(R)カプセルの売上高は19億4000万円(同46.7%増)、医薬品開発支援及び受託製造サービスの売上高は8000万円(同60.7%減)となった。

  1.0%の増収となったものの、利益面では大幅増となった。その要因は、研究開発費が10億4000万円と前年度より3億2200万円減少したことで、販管費が2億1800万円減少し、営業利益は大幅増益となった。また、和解金9億7200万円を特別利益として計上したことから、最終利益の増益幅は更に高まった。

■米国でSPA社がレスキュラ(R)点眼液の再上市に向けた準備を進める

  今12年3月期業績予想は、売上高42億3900万円(前期比0.8%増)、営業利益11億4600万円(同14.7%増)、経常利益11億5800万円(同15.0%増)、純利益7億5200万円(同39.7%減)を見込む。

  今期は米国でSPA社がレスキュラ(R)点眼液の再上市に向けた準備を進めていて、今期中に米国での売上を計上する見込み。更に、Novartis Pharma AGとのライセンス契約を解消し、SMR社へ開発、製造及び商業化権をライセンスしたことにより、今期中に追加のライセンス収入を見込んでいる。Amitiza(R)カプセルについては、SPA社が販売提携先である武田薬品工業に対し、提携終了を求める調停を申請中であるため、売上予測が厳しい状況であるが、北米地域は前期並みの売上を見込んでいる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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