富士フイルムはADR小幅高も今期業績未定予想を嫌い急反落

2011年5月2日 11:33

  富士フイルムホールディングス <4901> は、45円安の2465円と3営業日ぶりに急反落している。連休前の28日大引け後に3月期決算を発表、前期業績が、今年1月の上方修正値に未達となり、今期業績を未定と予想したことを嫌い利益確定売りが先行しているもので、前週末29日の米国市場で同社ADR(預託証券)が、東京市場の28日終値に対して7円高(円換算値)と小幅高で引けたことにも反応は限定的にとどまっている。

  前期業績は、売り上げが前々期より1%増と増収転換し、税引前純利益が1171億500万円(前々期は419億9900万円の赤字)、純利益が638億5200万円(同384億4100万円の赤字)と黒字転換した。デジタルカメラやフラットパネルディスプレイ材料事業などの販売が好調に推移し、為替の円高の影響156億円、原材料価格による影響146億円の各営業利益の減少や、東日本大震災に伴う54億円の売り上げ減を構造改革、コストダウン施策などでカバーした。

  今期業績は、大震災の影響を予想することは困難として未定とした。株価は、大震災発生で年初来安値2190円へ560円安し、半値戻し水準でもみ合っていた。予想PERは算定できないが、下げ過ぎ示唆のPBRは0.6倍と綱引きしつつ、下値を模索しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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