理想科学工業、フィリピン子会社を約32億円で完全子会社化、出資比率100%に
2026年11月6日 07:03
■現地販売子会社の残余株式を追加取得、11月20日実行予定で意思決定を迅速化
理想科学工業<6413>(東証プライム)は11月5日、フィリピンの連結子会社「RISO Copylandia Philippines Corp.」(RCP社)を完全子会社化すると発表した。追加で5万6889株を2030万8000米ドル、約31億9900万円で取得する。議決権所有割合は現在の52.6%から100%となる。
RCP社はフィリピンで印刷関連製品の輸入、流通、販売などを担う。理想科学工業は高速インクジェットプリンター「オルフィス」やデジタル印刷機「リソグラフ」を世界190以上の国・地域で展開する。2025年12月に現地販売店の事業を承継する2社への出資方針を公表し、2026年5月22日に両社の株式を一部取得した。今回はRCP社への追加出資によって、現地経営の意思決定を迅速化する狙いがある。
株式譲渡契約は11月6日、取得実行は同20日を予定する。取得後のRCP社の発行済み株式保有数は12万株となる。現地法人の代表者は所定の手続きを経て理想科学工業の執行役員に交代する予定だ。もう一方のCopylandia Sales社の完全子会社化は今回の決定に含まれない。
同社は一連の事業取得に伴うのれんを概算31億9900万円、償却期間を9年間と見込む。取得原価の配分は未完了で、会計処理は暫定的となる。株価の通常取引終値は11月5日、前日比12円高の1050円であった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)